今週の日曜日、中京の芝2000m金鯱賞(GⅡ)に、昨年の牝馬三冠馬デアリングタクトが出走いたします。この馬の適性距離は、まだ何とも言えませんが、牝馬同士ならば1600~2400mのGⅠ路線のどこでも大丈夫ですし、牡馬一線級との対戦であっても、2000m前後であれば、相手になるのはコントレイルとサリオスくらいでしょう。
とは言え、今回出走を予定しているメンバーは、グローリーヴェイズ、キセキ、ペルシアンナイトの牡馬GⅠ馬のほか、サトノフラッグ、ギベオン、ポタジェ、サンレイポケットなど、骨のあるメンバーが揃っております。しかし、ここはデアリングタクトに、才能の違いを見せつけてほしいと思っています。
唯一、昨年のJCで、アーモンドアイを負かしにいって5着に敗れた、グローリーヴェイズだけは要注意だと思いますが、この馬の本番は、4月下旬の芝3200m天皇賞春。ここは緩めの仕上げで来ると思います。
もちろん、デアリングタクトにしても、春の本番は、4月の香港GⅠクイーンエリザベス2世カップですから、ここは試走に過ぎませんが、相応にキッチリ仕上げてくると思います。まずは、ここを無事通過して、香港GⅠをクリア、そして、安田記念でグランアレグリアとの激突、というのが、春のローテーションの目論見ではないでしょうか?
来週は、コントレイルのローテーションを妄想いたしますが、春の欧州遠征が難しくなった場合は、この安田記念で、雌雄の三冠馬が再度激突する局面があるかもしれませんね。