昨日、とある金融グループの中国拠点の責任者の方とお話したのですが、まぁビックリしたのが、中国最大の都市である上海では、皆、通常の生活を送っており、夜は宴会も、カラオケも全く問題なくOKとのこと。
トップダウンによる規制は、日本の比較にならないほど厳しい国ではありますが、今はPCR検査を定期的に行う以外は、ほとんど規制らしい規制もなし。もちろん、外国からの入国制限措置は厳しいものですが、それはお互いさまですので、何でここまで差が生じているのか?
同じアジア人で、DNA上での有利不利はないはず。非常事態宣言下での強制措置の国家権力のパワーには差はありますが、これだけ差がつけられる理由は思い当たりません。お隣の韓国との比較で見ても、中国の感染防止状況はお見事というしかありません。
敢えて言えば、中国が生産しているワクチンは、その展開が早かったことと、加えて、今の中国の状況を見る限り、かなり優秀なワクチンであること。中国製ワクチンを導入しているベトナムや台湾、タイなども、感染拡大のレベルは収束しているので、中国製ワクチンの優秀さは間違いなさそう。
菅政権としては、何としても東京オリンピック/パラリンピックを実現するために、頭を下げて中国製ワクチンを分けてもらうようにお願いするか、あるいは、やっぱりマッチ・ポンプではないか!と喧嘩を仕掛けるか。
どっちにしても、冴えない話です。今年7月の東京五輪はズブズブ沈んで、来年2月の北京五輪には後光が射す、そんな風景が現実味を帯びてきました。