金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【コロナ禍】 中国の不思議 上海では、宴会やカラオケOK!

2021-03-30 07:12:39 | 金融マーケット

 昨日、とある金融グループの中国拠点の責任者の方とお話したのですが、まぁビックリしたのが、中国最大の都市である上海では、皆、通常の生活を送っており、夜は宴会も、カラオケも全く問題なくOKとのこと。

 トップダウンによる規制は、日本の比較にならないほど厳しい国ではありますが、今はPCR検査を定期的に行う以外は、ほとんど規制らしい規制もなし。もちろん、外国からの入国制限措置は厳しいものですが、それはお互いさまですので、何でここまで差が生じているのか?

 同じアジア人で、DNA上での有利不利はないはず。非常事態宣言下での強制措置の国家権力のパワーには差はありますが、これだけ差がつけられる理由は思い当たりません。お隣の韓国との比較で見ても、中国の感染防止状況はお見事というしかありません。

 敢えて言えば、中国が生産しているワクチンは、その展開が早かったことと、加えて、今の中国の状況を見る限り、かなり優秀なワクチンであること。中国製ワクチンを導入しているベトナムや台湾、タイなども、感染拡大のレベルは収束しているので、中国製ワクチンの優秀さは間違いなさそう

 菅政権としては、何としても東京オリンピック/パラリンピックを実現するために、頭を下げて中国製ワクチンを分けてもらうようにお願いするか、あるいは、やっぱりマッチ・ポンプではないか!と喧嘩を仕掛けるか。

 どっちにしても、冴えない話です。今年7月の東京五輪はズブズブ沈んで、来年2月の北京五輪には後光が射す、そんな風景が現実味を帯びてきました。


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