今週のGⅠ高松宮記念を飛び越して、すでに気持ちは来週の大阪杯(GⅠ)へ飛んでおります。見所はたくさんありますが、何と言っても、昨年の三冠馬コントレイルと、マイルでは最強牝馬アーモンドアイに完勝したグランアレグリアとの対決。
まぁ、グランアレグリアにとっては、適性距離から400m長くなるため、引っかかる心配がある一方で、トップホース同士(体格はむしろグランアレグリアが上)でありながら、負担重量では2kg軽いという有利もあります。
一方のコントレイル。ここへ来て、別の心配事が急浮上しております。それは、阪神大賞典でのアリストテレスの惨敗。アリストテレスの惨敗の原因は、昨年の菊花賞、今年1月の悪い馬場でのAJCC杯と激走が続いたあと、重馬場3000mのレースでメンタル面が痛めつけられたことが原因では?と考えられています。それならば、同じく菊花賞での激闘のあと、あのジャパンカップで後方から追い込んでの2着と、力を振り絞ったコントレイルに、同様のメンタル問題が発生してはいないのか、という点。
今週の1週前調教の様子をみると、その不安はないように見えますが、アリストテレスも調教は結構動いておりましたので、踏ん張りが効くか効かないかのギリギリのところは、本番のレースになってみないと判らないもの。
ただでさえ、ここ最近は、3歳クラシックで激走した馬たちが、4歳以降、急に輝きを失うケースが多いため、この心配を指摘する競馬評論家たちが増えてきています。今の状況では、この2頭で人気も二分されそう。場合によっては、グランアレグリアが1番人気かもしれません。
ここは、ぜひ、三冠馬の意地を見せてほしいと思っております!