まずは中山の日経賞。勝ったのは、スクリーンヒーロー産駒ウインマリリン。スローペースの好位2~3番手から、そのまま押し切りました。良いポジションを取った横山武騎手のファインプレー。2着はシルバーコレクター、カレンブーケドール。勝ち馬とはポジションの差ですが、本当に勝ち運に恵まれていない。3着は中団から外を追い込んだワールドプレミア。本番は、天皇賞春ですので、ここは試走として十分な内容でした。本番に武豊騎手が間に合うかどうか、気になります。
次は阪神の毎日杯。勝ったのは、ディープインパクト産駒シャフリアール。前半1000mが57秒台と速いペースを4番手追走、直線で空いた内側を突いて、そのまま押し切りました。外を回したディープインパクト産駒グレートマジシャンとの競合いにも負けませんでした。3着は最後方から追い込んだディープインパクト産駒プログノーシス。1分43秒9のレコード勝ちのオマケ付き。さて、この激走後、中2週の皐月賞へ向かうかどうか。シャフリアールはアルアインの弟なので、体調さえ良ければ行くと思いますが、グレートマジシャンは、無理せずに、ダービー狙いだと思います。
そしてマーチS。勝ったのは、好位から直線で抜け出したヘニーヒューズ産駒レピアーウイット。もともと中山ダート1800mは得意でしたが、嬉しい重賞初制覇となりました。2着は、国内GⅠでも実績豊富なヒストリーメイカーで、こちらは実力通り。単勝1.3倍のアメリカンシードは、まさかの14着、惨敗となりました。自分のペースで行けないと脆いところがあるのか、あるいは故障か。明確な敗因が判りません。
最後に、GⅠ高松宮記念。終わってみれば、1着ダノンスマッシュ、2着レシステンシア、3着インディチャンプですから、実力どおりの結果ということ。雨とか、重馬場とか、関係ありませんでした。ごめんなさい、ダノンスマッシュ。香港スプリントを勝ったということは、スプリント世界一ですから、ここで負ける訳にはいきませんよね。
あと、逃げたモズスーパーフレアーも、重馬場の中、前半3ハロンを34秒0のハイペースで行って、最後は5着に粘り込みました。この馬も、とんでもないスプリンターです。