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写真1 昆虫の幼虫をくわえた蜂・ハチ、オオフタオビドロバチ。筆者宅のベランダ壁にとまっている
筆者のカメラに気づき飛び去る。2015年10月03日09:17
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写真2 2分後に戻った写真1のハチ。上記ベランダ壁の近くに置いた椅子脚にとまる
昆虫の幼虫をくわえたまま。2015年10月03日09:19
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写真3 オオフタオビドロバチが巣の泥壁を開けて頭を出している。巣は椅子脚のネジ孔
本年春(?)に孵化した成虫。巣孔から出られず果てた。餌不足で抜け出る体力なかった?
10年ほど前、巣づくりを防ぐために孔にテープを張った
しかし、劣化してオオフタオビドロバチが営巣
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写真4(左) 泥で塞がれた椅子脚の巣孔出口(写真5の反対側)。来年2016年に孵化の巣
写真5(右) 泥で塞がれた巣孔出口(写真4の反対側)
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2015年10月03日
ベランダに出ると、壁に蜂・ハチ、小型のスズメバチのよう
自分の体長より長い幼虫をくわえている(写真1・写真2)
カメラを近づけすぎて飛び去る
ほどなくして戻る(写真2)
ジーと見ていると、なんとベランダに置く椅子の孔に入る(写真4・写真5)
チャンス到来、駆除する、スズメバチのようだから
ハチの名はオオフタオビドロバチ
本種の特性は次のよう
攻撃性は弱く、単独で行動する
既存の孔に営巣するハチで、借孔性ハチ類、管住性ハチ類と呼ばれる(注1)
蝶や蛾などの幼虫を捕まえるハチ、カリバチ類に分けられる(注1)
捕まえられた幼虫は巣に蓄えられ、孵化した本種幼虫の餌となる
03日はこれで終わり
約1ヵ月後、11月06日
あらためてベランダの椅子脚をみる
なんと、オオフタオビドロバチが頭を出している、二つの孔から(写真3)
さらに、両端の出口を泥で塞がれた孔、すなわち巣一つ(写真4・写真5)
孔には劣化したテープ
思い出す、10年ほど前、巣を造られると危ないので張ったテープ
さて、泥で塞がれた孔をどうするか
来春まで待つか、壊すか
椅子孔はベランダ出入口の脇
学名:Anterhychium flavomarginatum ドロバチ科
注1 国立研究開発法人 森林総合研究所
https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bamboohymeno/takezutsubachi.html
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:埼玉県久喜市
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