おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

嫌だったカマド 今懐かし

2015年01月09日 00時00分00秒 | 施設等

写真1  カマド
調理器具掛け下げ穴2、焚口2、灰・燃え滓取り口2、煙突付きの改良カマド 商品名は「万能かまど」
2種類の焜炉(シチリン)
2014年11月29日 栃木市藤岡町大前 渡良瀬エコビレッジ



写真2  イロリ・囲炉裏  ヤカンや鍋を掛け吊るす自在鈎はない
脚3本のゴトク・五徳が2個
収穫祭の昼食を周りでとる
2014年11月29日 栃木市藤岡町大前 渡良瀬エコビレッジ



写真3  W氏宅の2種類のカマド  固定カマドと移動可能カマド
カマドで燃えている薪を途中で取り出し入れる「消し炭入れ」が左下。消し炭は着火が早い火種となる
2014年12月21日 久喜市



写真4  W氏宅の2種類のカマド  斜め上から撮る
調理器具掛け下げ穴3、焚口3、灰・燃え滓取り口3、煙突付きの改良カマド
2014年12月21日 久喜市


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 我々のふだんの暮らしから消えた生活用具
 博物館・資料館の展示物となった生活用具

 そのいくつかに遇う、ふだんの暮らしに使われていた
 まず2014年11月29日、渡良瀬エコビレッジで次の用具が使われていた(弊ブログ2015年01月06日
   カマド(固定炉・調理器具を炉へ掛け下げる穴あり)
   焜炉(筒状と柱状のシチリン・移動可能炉・調理器具掛け下げ穴無し、置くだけ)
   イロリ(囲炉裏)

 次に2014年12月21日、W氏宅で次の用具が使われていた
   カマド(移動可能炉) 消し炭入れ 

 W氏宅ではハガマ・羽釜で湯を沸かす
 燃料はW氏が割った薪など(弊ブログ2015年01月04日

 カマド呼称はクド、ヘッツイ、オクドサンなど地域により様々

 さて、カマドやイロリは筆者にとって厄介もの、小学生の頃
 煙たく、煙が眼に沁み、薪採りや薪割りをさせられるので
 リンナイ石油焜炉を、1957年、小学3年生の時、我が家で使い始めて嬉しかった
 煙から、薪から解放されるので

 ものは変わり蒸気機関車、嫌だった、煙が厄介もの
 眼に悪く、トンネル出入口での窓開閉、鼻穴や襟は真っ黒
 早くジーゼルになれ、電車になれて思っていた

 昨今、蒸気機関車がイベントで走る
 素直に喜べない
 乗客は楽しいだろうが、沿線住民には煙害

 囲炉裏の思い出、東京オリンピック、1964年の頃
  冬の夜、農作業を終え、夕食を終え、囲炉裏を囲む
  8人の子どもを育てた祖母
  上半身裸で囲炉裏火にあたる
  干し終えたダイコンのような皴々乳房を垂れて

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真に記す 撮影地:写真に記す





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