香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

死とむきあって1

2014-01-11 09:29:12 | 日記
50歳を過ぎると親の世代の訃報を受け取ることが多くなります

今週は、かつての上司の訃報が届きました
20代の上司で私も入社5年、そろそろ自分の仕事に誇りを持っていた頃、その上司と激しく仕事のことで口論を繰り返していました

それから、約1年後その会社を辞めて、派遣や社員になってこの年齢まで様々な業種でお世話になりました

経験を積むうちに、いわゆる瞬発力、適応力がつき、時には1週間だけ、なんて仕事も請け負うようになります
30分ほど説明を受け、即業務について淡々と仕事の山(パソコンなので見えませんが)をこなしていきます

そんな折、もしこのスキルがあの頃あれば、あんな口論はしなかったな、と

会社を辞めて5年ぼど経過したとき、縁あって再び派遣として働くこととなりました
その時、その上司が私を見つけ、声をかけてくれました
振り向くと、笑顔の上司が立っていました
ここで、「器」「度量」を感じるのです

仕事のこととは言え、かなり激しい口論をしたものの同士をまるでなかったかのように接して頂いたのです(忘れてるのかな?!)

その上司は、太陽と北風で言えば、北風なのです
あまりよく言わない同僚も多くいます

私は幸いなことに、一旦外を出て俯瞰したことで自分の立ち位置や相手の立ち位置を知ることができました
もし、そのまま大ベテランの社員のままでいたら、大きな勘違いを続けていたかもしれないですね

あたらめて、Sさんのご冥福をお祈りします