N の 祝祭日

映画、読書などのメモ

サイド・バイ・サイド ーフィルムからデジタルシネマへ

2017-10-13 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★サイド・バイ・サイド ーフィルムからデジタルシネマへ
監督:クリス・ケニーリー
プロデューサー:キアヌ・リーブス
2012/アメリカ

結構前のめりでぞくぞくって感じさせる。
フイルムがいいかデジタルがいいかとい二者択一的議論ではなく、
自分の表現、今後やりたい映画作りにカメラをどうするかというお話。
歴史の必然は、自ずとデジタルへ。

それぞれのメッセージがでていて面白いインタビューが続く。
傑作だと思ったのが、デヴィッド・リンチの言葉
《全員に紙と鉛筆を持たせたからといって、秀逸な物語がたくさん生まれるというわけではない。今の映画の状況も同じだよ》
つい、ぷぃと吹き出してしまった。
手軽にデジタル機材が使えるようななった現在への軽いジャブ。

それぞれに自分の思いを語る。
それぞれに映画作りへの情熱をこめて。
ラストに語れる怖いお話。
今あるデジタル作品が、今後50年、100年の未来に、
再生装置がはたして存在するかどうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユキとニナ

2017-10-13 | chinema(欧米系映画)

映画を観た。

★ユキとニナ
原題…YUKI&NINA
2009/フランス
監督:諏訪敦彦 、 イポリット・ジラルド
キャスト:ノエ・サンピ、アリエル・ムーテル、他

深い森を抜けて、幻想が幻想を生む。
森が幻想の入り口です。
よくある設定ですが、「ジブリ作品」を連想しました。
「ユキとニナ」というタイトルなんですが、
物語は一貫してユキの視点のような気がします。
ここは「ユキ……」で良かったかな。

森は「想像の倉庫」みたいなもの。
昔は、そんな森や林が身の回りにたくさんあったんですけどね。
今はまったく無くなりました。
あっても「立ち入り禁止」です。
「想像禁止」みたいなものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする