映画を観た。
★サイド・バイ・サイド ーフィルムからデジタルシネマへ
監督:クリス・ケニーリー
プロデューサー:キアヌ・リーブス
2012/アメリカ
結構前のめりでぞくぞくって感じさせる。
フイルムがいいかデジタルがいいかとい二者択一的議論ではなく、
自分の表現、今後やりたい映画作りにカメラをどうするかというお話。
歴史の必然は、自ずとデジタルへ。
それぞれのメッセージがでていて面白いインタビューが続く。
傑作だと思ったのが、デヴィッド・リンチの言葉
《全員に紙と鉛筆を持たせたからといって、秀逸な物語がたくさん生まれるというわけではない。今の映画の状況も同じだよ》
つい、ぷぃと吹き出してしまった。
手軽にデジタル機材が使えるようななった現在への軽いジャブ。
それぞれに自分の思いを語る。
それぞれに映画作りへの情熱をこめて。
ラストに語れる怖いお話。
今あるデジタル作品が、今後50年、100年の未来に、
再生装置がはたして存在するかどうか?