駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

夫婦の不思議

2011年10月30日 | 身辺記

 

 母が比較的早く(結婚して五年目)亡くなったし、長男ではないので直接嫁姑に挟まれて窮したことはない。食事の味は、かなり馴らされたし、ポテトサラダや鳥とタマネギのスープなどは私の好みに合わせてくれたので、揉めることはほとんどない。ところが不思議なことで注意される。靴下を洗濯に出すとき、一足を片方の中に入れるように言われて育ったので、ついそうやって出してしまう。また、中に入れたと叱られる。妻は端を折り込んでまとめる流儀なのだが、これは難しく、いまだ身に付いていない。怒られるよりはと別々に出してしまう。それには文句を言われない。

 まあ、お互いに何だか変だと思いながらいつの間にか我々流の暮らしができているわけだ。寛容と忍耐でやってきて、譲って貰ったことが多い気がするのにいつの間にか領土が狭くなっている?。

コメント (2)
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