駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

塵積もらずば霧散

2013年07月17日 | 政治経済

                      

 一体、参議院選挙の投票率はどれくらいになるのだろうか。

 今が岐路に立つ日本の国政選挙の真っ最中とは思えない、憲法改変の可能性がある選挙、放射能に汚染された福島浜通りを置き去りにして、脱原発も置き去りにしそうな選挙。農業は切り捨て交易で生き延びる作戦は隠し、最善の努力でやむなく譲るシナリオが透ける選挙。

 無関心というか諦めムードが漂っていると感じる。マスコミによると自民圧勝の勢いだそうだが、これはひょっとして不戦勝ではないだろうか。

 無関心諦めムードの一方に、課長否平社員なのに社長の様に考える人達が居る。格差は勝ち負けのように捉えられ、克服是正すべき歪みとは捉えられない。社長のように考えても、懐は暖かくならないと思うのだが。塵は積もれば力となるが孤立すれば霧散、使い捨てられてしまう。

 一票は平等で最大の力、選挙は千載一遇にして唯一のチャンスのはずだが。候補者は国民を映す鏡でしょと言われるか。

 思いがけぬことだが、志位さん頑張れと言ってみたくなる。

コメント
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