大阪府警が杜撰捜査で誤認逮捕し、85日間勾留後清廉潔白無実の人を釈放したと報じられている。恐ろしいことだ。新聞一面トップの記事にして、繰り返される杜撰誤認逮捕を徹底的に追求したらいいと思う。権力の落ち度は厳しく咎めたい。木村さんにも取り込まれないで、職を離れて個人的なご意見を、と申し上げたい。
誤認逮捕にどのような補償がされているのか大きく報道して欲しい。無実で捕らえられる恐怖を普通の人は感じないのだろうか、私は感じる。例えば、医院を85日間も閉じることになったら、補償は不可能だ。
警察検察は医療現場の進歩を見習うといい。誰にも間違いはある。無謬はあり得ない。しかし、医療現場では間違いから学び、複数の眼を通すようにし、手落ちのない手順を作成することよって間違いを減らしてきている。医療技術の進歩に従い、何倍も業務が複雑になった医療現場で、間違いを減らすことが如何に難しいか、ご存じだろうか。冗談ではなく、看護師長に警察検察現場に指導に入って貰ったらいい。容疑者は犯人ではありません。
権力濫用の恐ろしさは目を背ければ、無くなるというものではない。人の噂は七十五日と忘れ、他人の痛みは可哀想で済ましてしまうとすれば、日本はぬるま湯に浸かっていると言われても仕方が無い。国民は一人一人が自覚すれば権力を制御する力を持っている。忘れていると、権力に制御される心配が出てくる。
参議院選挙、党首の弁舌に差があった。巧みなのは橋下、安倍、渡辺、山口の順だろう。巧言令色少なし仁。セールストークは疑って掛からないと騙される。憲法も原子力発電も中身をある程度理解しなければ判断できない。大丈夫などという言葉だけに白紙委任するのは危険だ。