駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

一体何が、縁の不思議

2014年06月18日 | 小験

             

 微妙なことだし、差別的に響くこともあるせいか、独り身の人の研究には十分なものがないような気がする。そんな研究などせんでもよろしい。大きなお世話という声も聞こえる。

 しかし少子高齢化社会の危うさが声高に語られているのだから、きちんとした対策を立てるために、実態をある程度科学的に把握研究する必要があるだろう。既に実際にされており、表に出さないだけで、分析に基づく対策が検討されているのかも知れない。

 未婚の方が増えているのには、社会的な理由の他に個人的な理由がある。長く市井にあって臨床医をしているとありとあらゆる人に出会う。半径3km以内の患者さんが八割を占めるので地域差はあると思うが、世論調査よりは正確に実態を把握していると思う。研究をしているわけではないが、初心で診察を終える頃にはこの患者さんはお独りなのだろうなと大体分かるようになった。とても一言では言えないが何か違いを感じる。書き出せばきりもないし、感じ悪く響くかも知れないので書かないが、特別なことではない。

 勿論、両性どちらにもに原因?があるのだが、どちらかと言えば男性側の理由がやや大きいように感じている。直接申し上げたことはないのだが、飛び越えられる僅かな障壁に逡巡し、気が付けば過ぎていたという方も多そうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする