統計学が最強の学問かどうかは知らないが、役に立つ学問なのは間違いない。偏差値は試験の成績に使われるせいか、日本人得意の偏重や平等の副作用が出て、有効利用が十分に出来ていないようだ。
半世紀前の記憶がある人間はどうしてもこの頃はと思うようになる。昔はこんなではなかったと感ずるものの中で、天候には十分なデータがあるはずだ。三十年振りの暑さという表現は分かり易いが、それがどれくらいずれたものなのかも知りたい。それに暑くなったり寒くなったりの変動も、昔はこんなではなかったように感ずるが、実際の所はどの程度偏ったものなのかを教えて欲しい気もする。尤も、様々な周期の変動があるだろうし、変動ではなく変化の要素もあるだろうから、言うほど簡単ではないのかもしれないが。
定年退職後も勉強学問を続けている方が結構居られるように観測する。もう一度勉強したいと思うことしきりだが、医学の進歩について行くのにも息切れがしている。英語の他にもう一つ外国語をものにしたいとか、数学や物理の勉強をもう一度と思って、本を買い込んだことはあるが、積ん読に終わっている。引退する頃には更に気力脳力が落ちているだろう。叶わぬ夢のようだ。恐らく実行する唯一の方法は授業を受けることだと思うが、それも出来るかどうか心許ない。
今朝も駅への道すがら女子高生に追い抜かれた。 言いたくないし言ってはならない言葉かもしれん。「年は取りたくねえ」。