駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ティームの不思議

2014年06月26日 | 小考

               

 スポーツにはいろいろな競技がある。いろいろな分類の仕方があるだろうが、テニス、野球、サッカーと並べると分かるが個人性の強いものから団体性の強いものに分けることも出来る。

 サッカーはどんなに優れていても、ポルトガルのロナウドを見れば分かるように独りでは大したことは出来ない。野球はティームゲームのようでマリナーズのイチローをみればわかるように個人的な記録を残すことが可能なゲームである。ましてピッチャーとなれば独りで勝利を呼び込むことも可能だ。

 碁や将棋は身体を使うスポーツではないが、個人競技のように考えられており、事実そうなのだが、着手が先を読んでいる点、つまり石や駒はティームプレイをしているので、競技の内容はサッカーに似ているところがあるかも知れない。勿論、テニスや野球も先を読んでいるわけだが、連携性はサッカーほどではないだろう。

 人間の社会はどちらの要素が強いだろうか?。歴史は名を残した個人に焦点を当てたものが多いが、名も知れぬ人達を忘れない捉え方もあるようだ。わかりやすい面白いという点では個人を浮かび上がらせる記録ということになるのだろうが、実際はとなると水面下の動きが氷山を動かしているような気がする。

 この写真は携帯で撮った。撮ろうとして撮れるものではない、運良くシャッターが切れた。

 

コメント
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