駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

管官房長官の仕事

2014年06月10日 | 政治経済

       

 少し前だと思ったが管官房長官を安倍内閣の要として高く評価したことがあった。今もその思いに変わりはないが、懸念もある。それは唯強いだけでは守ることが目的化してしまう恐れがあるということだ。それが仕事だからそれで良いという考え方もあろうが、完璧な人間は居ない。時に主を諫めることも必要だろう。

 管さんは苦労人で人情の機微に通じておられるようだ。そのせいか人には強い。しかしながら失礼かも知れないが深い学識教養を身に付けておられる感じはしない。それを司法判断をやや軽んじる対応に感じた。三権分立と言っても言葉だけでは何の価値も無い。人事と利権を握る所は強くなる。権力には突出を阻止するブレーキがないと間違いが起きる。内からそうしたブレーキを掛ける人が出てこないかと思うのは私だけだろうか。

 権力に擦り寄る野党の政治家、異論を無視する与党の政治家を見ていると権力の恐ろしさを感ずる。多くの政治家はひょっとして国民のためと言いながら、自分達の野望実現に奔走しているように見えてくる。国民というのは誰のこと、国益というのは誰のものと尋ねたくなる。

 管さんは弱者を理解できる方と見ているのだが。

コメント
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