駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

紳士の国に微かな変化?

2011年05月13日 | 世界

 

 インターネットが普及し世界が身近になったのを感じるが、どうしても液晶画像ではわからないことも多い。紳士の国イギリス(これにはスコットランドも含まれる)を旅して確かに紳士の国と思うこともあったし、ちょっと違ってきたなあと感じたこともあった。

 私が紳士の国と感じたのは余計な干渉をしない、半歩引いた対応に留まるところだ。店で買い物をする、レストランで注文する。ほんの僅かな違いだが、どこから来たとか、これはどうだと言われることは殆どない。そういうことを聞いたり言ったりするのはイタリア人や中国人の店員だ。だからちょっと冷たい印象を受けるかもしれないが、本当に冷淡というわけではないと思う。

 限られた経験だが、タクシーはヨーロッパではイギリスが一番宜しい、安心して乗れる。アメリカやドイツも大体大丈夫の印象がある。イタリア、フランスなどでは不愉快な目にあった。嫌な思いをするとタクシーを使うのに慎重になる。大袈裟かもしれないがタクシーは地方や国の玄関と言ってもよく、訪れる人の第一印象になるので、その接遇の影響は大きい。日本は料金を誤魔化されることはなさそうだが、運が悪いと行き先を告げたのに返事をしない礼儀を忘れたドライバーのことがある。個人的にはMKタクシーを贔屓にしている。

 ちょっとと思ったのはアイスクリームを買った時だ。ラムレーズンを注文したら底溜まりの半分溶けている奴を流し込んで渡そうとした。「そんなのラムレーズンではない」。と言ったら、「なんだって」。と聞き返しながら新しいのをむすっと睨みながら呉れた。客が金髪の女の子だったら、そんなことをしないだろうにと思ったのは東洋人のひがみ?、そんなことはあるまい。無礼な店員だ。最低限盛る前にこれでもいいかと聞くべきだ。紳士の国と言っても、階級のある国なので、アイスクリーム店などでは以前からあったことかもしれない。

 写真は一泊したグラスゴウを朝散歩した時の写真。都会の裏道以外の何物でもない。


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