駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

大阪は夏だった

2014年06月02日 | 

             

 昨日は大阪まで内科学会の生涯教育講演会を聞きに行ってきた.大阪はもう夏だった。いつも緑の少ないビルの街と揶揄するせいか、たぶん同じような指摘をする人が多いのだろう、今年は前庭に木を植えている新築ビルが目立った。たっぷり五時間の講演を聞いたのだが、新知見を教えてくれる講義の他に、頭を整理するのに役立つ講義もあった。受講者には同年配と見受ける前期高齢者も多く、皆さん頑張っておられるなと思ったことだ。勉学だけでなく、労働意欲の点でも良い刺激を受けた。

 いつまでもガリ勉などと申し上げては失礼だろうが、昼食時間にもコンビニおにぎりとお茶で、パソコンを見つめておられる先生も見かけた。昼飯代に事欠くはずはなく、寸暇を惜しんで勉強?仕事?をしておられたのだろう。勿論、午後の講義に遅れてきて、ぐっすり眠っておられる先生も居た。要するに一人前の内科医といってもバライエティがあり、共通項のある人間も十把一絡げでは扱えない。

 夏だったのは大阪だけでなく、帰り道、琵琶湖畔から濃尾平野にかけて新幹線の車窓には夏と見まごう田園風景が広がっていた。今年は冷夏ですなどと予報する気象庁をからかうべく、お天道様が仕組んだ時ならぬ真夏日だったらしい。

 気のせいか大阪のタクシーは愛想は悪いが、安いような気がした。相変わらず食い倒れは健在で、デパ地下には甘い物から辛い物まで雑多な食い物屋がひしめいていた。果て、大阪で生まれた女は健在だろうか?

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