文化の日は晴れの特異日と言われる。それに違わず、今日は良い天気になった。心身を休ませて鋭気を養いたい。気象庁の統計では文化の日よりももっと良く晴れる日があるようだが、父に天長節は晴れると言い聞かされてきたのでそう思ってきた。六十数年の記憶では確かに晴れの日が多い。
単なる慣れと行きがかりでYAHOO!JAPANをネットの見開きページにしている。とりあえずニュースを一瞥するのだが、驚くほど芸能ネタが多い。抗いようのないポピュリズムが世界?を席巻している。読まれてなんぼというわけだろう。名前も顔も知らない芸能人が増えた。特に若いタレントは区別が付かない。
浮き沈みの激しい芸能界で特別なパーフォーマンスをすることなく何十年と存在感のある人物が居る。直ぐ思い浮かぶのがタモリだ。言語形態模写など多彩な芸を持つのに、普通のおじさんの雰囲気を漂わせ、無理というか心にもないことを言わないで、芸能界で活躍し続けている。
ブラタモリを見ていて気づいたのだが、土地土地の案内人や警備の人達がタモリにそれとなく敬意を払う。タモリというのは所謂芸人と芸能人と違う印象を持たれており、貴重な人物優れた人物と思われている節がある。山下洋輔に見出され赤塚不二夫に売り出されたと言われているが、そうでなくとも世に出てきたような気がする。誠に不思議で希有な人物だ。
まあ、どういう人物かなどと言うことを煙に巻く人で、真似などしようもないが、芸能界のような不安定な世界で持続する存在感には脱帽だ。勲章に相応しい人物かどうかわからないが、文化の日に思い出した人物なのだ。
大した人物だと思います。
いい学校を出ていても、見方によっては頭の悪い人がいるのと対照的に・・・。
タモリは、その点、ものごとを的確に見ることのできる人だと思います。