日本政府は新型コロナに対して機能不全に陥っている。
昨日台湾の新型コロナ対策報告を見ていて日本は足下にも及ばない、韓国にも及ばない事が分かった。現在、日本がそこそこ感染拡大を防げているのは、自治体と国民の努力に依るもので、安倍総理を始めとする内閣は口だけで実行が伴っていない。
三ヶ月というのは危機管理ではお釣りがくるほど十分の時間だ。首相はオリンピック実施のため三月半ばまで危機感を逸らし、ちぐはぐな対応でやってる感を演出してきた。スピード感を持ってという言葉遣いに象徴されるように言葉でやっている感じを出すだけで、スピードは出ていない。アベノマスクも昨日患者さんがいみじくもご機嫌取りマスクと看破していた。あげくに危機管理でだんだん冴えてきた小池都知事の足を引っ張っている。
とにかくノーベル賞受賞医師が促しているようにPCR検査を少なくとも五倍は実行しなければならない。そうしなければ何が起きているか分からない。何が起きているか分からなければどうすれば良いか分からない。
勿論、安倍首相は精一杯やっていると思うが仲間を重用するあまり取り巻きに取り込まれ、壁が破れなくなっている。異論を入れることができなければ自滅する。共倒れはまっぴら御免だ。国民、自治体、医師会で頑張らねばならない。