第57回はビル・エヴァンスの「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」です。
ビル・エヴァンス、本名 ウィリアム・ジョン・エヴァンス(William John Evans) 1929年8月16日 - 1980年9月15日
晩年の傑作アルバム(と私は思っています)、
タイトルは、ミシェル・ルグランが映画「ロシュフォールの恋人達」のために書いた曲で、最初は76年9月に録音されたトニー・ベネットとのデュオで聴くことができ、エヴァンスは、この録音後に好んで演奏するようになったとされています。
「You Must Believe In Spring」 Warner Bros. Records HS 3504
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7a/b3/80671bf317df1a4abd889415f106bc40_s.jpg)
1. B MINOR WALTZ
2. YOU MUST BELIEVE IN SPRING
3. GARY ’S THEME
4. WE WILL MEET AGAIN
5. THE PEACOCKS
6. SAMETIME AGO
7. THEME FROM M*A*S*H*
8. WITHOUT A SONG *
9. FREDDIE FREELOADER *
10. ALL OF YOU *
* Bonus Tracks
BILL EVANS(p, elp) EDDIE GOMEZ(b) ELIOT ZIGMUND(ds)
録音 1977年8月23 ~ 25日
この録音当時、エヴァンスの体は長年の麻薬常用の影響で、既に健康を大きく損なっていたにも関わらず、スローなものから速いテンポの曲まで、エヴァンスにしか奏でられないフレーズの連続であり、聴いていて心が落ち着く演奏はそう多くはありません。
そして、+3曲の入っているCD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/68/9f/97c33227b50d87ee2f20889c3a4f8940_s.jpg)
ボーナス・トラックの3曲は、
8. ウイズアウト・ア・ソング
エヴァンスのリーダー作では初めて聴く曲で、比較的早いテンポで軽快に演奏されています。
9. フレディ・フリーローダー
マイルスの「カインド・オブ・ブルー」の中の1曲ですが、この時はウイントン・ケリーがピアノを弾いていたので、やはり初めての曲です。
しかし、ここでの演奏は、オリジナルとは違う曲のように感じられ、まさしく「エヴァンスのもの」となっています。
4ビートで、途中エレピも使用し、ファンキーっぽいところも垣間見えます。
10. オール・オブ・ユー
最初のヴィレッジ・バンガード・セッション他、数回のレコーディング記録がありますが、ここでは比較的早いテンポで演奏されています。
エヴァンスの死後に発表されたレコード収録の7曲、
生前彼が編集に加わっていたかどうかは不明ですが、曲順も良いし、この7曲で十分です。
それから最後に一言、
このアルバムは最高の演奏で録音も素晴らしく、エディ・ゴメス(b)の絡みも良いのですが、このベースの音は好きではありません。
ビル・エヴァンス、本名 ウィリアム・ジョン・エヴァンス(William John Evans) 1929年8月16日 - 1980年9月15日
晩年の傑作アルバム(と私は思っています)、
タイトルは、ミシェル・ルグランが映画「ロシュフォールの恋人達」のために書いた曲で、最初は76年9月に録音されたトニー・ベネットとのデュオで聴くことができ、エヴァンスは、この録音後に好んで演奏するようになったとされています。
「You Must Believe In Spring」 Warner Bros. Records HS 3504
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/56/4f/8d97f2bbb026168026c059bfb1f82429_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/31/b7e8ce9beb64d742bf942eb4c1d68cdd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7a/b3/80671bf317df1a4abd889415f106bc40_s.jpg)
1. B MINOR WALTZ
2. YOU MUST BELIEVE IN SPRING
3. GARY ’S THEME
4. WE WILL MEET AGAIN
5. THE PEACOCKS
6. SAMETIME AGO
7. THEME FROM M*A*S*H*
8. WITHOUT A SONG *
9. FREDDIE FREELOADER *
10. ALL OF YOU *
* Bonus Tracks
BILL EVANS(p, elp) EDDIE GOMEZ(b) ELIOT ZIGMUND(ds)
録音 1977年8月23 ~ 25日
この録音当時、エヴァンスの体は長年の麻薬常用の影響で、既に健康を大きく損なっていたにも関わらず、スローなものから速いテンポの曲まで、エヴァンスにしか奏でられないフレーズの連続であり、聴いていて心が落ち着く演奏はそう多くはありません。
そして、+3曲の入っているCD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/1a/4ba3bce9b076568166c44ee842db98da_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/68/9f/97c33227b50d87ee2f20889c3a4f8940_s.jpg)
ボーナス・トラックの3曲は、
8. ウイズアウト・ア・ソング
エヴァンスのリーダー作では初めて聴く曲で、比較的早いテンポで軽快に演奏されています。
9. フレディ・フリーローダー
マイルスの「カインド・オブ・ブルー」の中の1曲ですが、この時はウイントン・ケリーがピアノを弾いていたので、やはり初めての曲です。
しかし、ここでの演奏は、オリジナルとは違う曲のように感じられ、まさしく「エヴァンスのもの」となっています。
4ビートで、途中エレピも使用し、ファンキーっぽいところも垣間見えます。
10. オール・オブ・ユー
最初のヴィレッジ・バンガード・セッション他、数回のレコーディング記録がありますが、ここでは比較的早いテンポで演奏されています。
エヴァンスの死後に発表されたレコード収録の7曲、
生前彼が編集に加わっていたかどうかは不明ですが、曲順も良いし、この7曲で十分です。
それから最後に一言、
このアルバムは最高の演奏で録音も素晴らしく、エディ・ゴメス(b)の絡みも良いのですが、このベースの音は好きではありません。