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リー・コニッツの「ワース・ホワイル」

2021-10-24 | JAZZ
アトランティック・レーベルに未発表作品として残っていた録音が、当時、日本で最初に発売されたアルバムで、裏面に書かれたコメントを読むにつれ、タイトルの「WORTH WHILE」が示すように、時間と労力をかけるだけの価値のあるレコードです。

「WORTH WHILE」 WARNER PIONEER P-6109A
  
1. SOME OF THESE DAYS
2. DON´T EXPRAIN
3. YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO (*)
4. DON´T.BLAME ME
5. CLOSE YOUR EYES(*)
6. YOU’E DRIVING ME CRAZY
7. THE NEARNESS OF YOU
8. NESUHI’S INSTANT(*)
9. I REMEMBER YOU(*)
9曲の中で1~3、7~8 の5曲についてのメンバーと録音日(その他は不明)
LEE KONITZ (as, ts *) SAL MOSCA (p) PETER IND (b) DICK SCOTT (ds)
録音 1956年9月26日

発売されたのは1972年で、アルバム・ジャケットの裏面にある解説は、上不三雄さんが担当しており、その中で、このアルバムについて以下の3つの特徴を挙げています。
1)1曲を除いて、旧知のスタンダードを中心にした編成
2)収録された9曲の中で、テナー・サックスによる演奏が4曲含まれている
3)2種類のリズム・セクション

また、このアルバムの発売に当っては下記のリストを元に、医者であり、世界的ジャズ評論家でもあり、SJのレコード評論でも活躍していた粟村政昭氏の協力により、アトランティック本社からマスター・テープを取り寄せて制作されたことが書かれています。



ここに収録されている9曲は、ミディアム・テンポ以上の比較的早い曲が多くあります。
その中で、テナーサックスの4曲(3, 5, 8, 9)が、アドリブも好調で特に印象に残る演奏で、ベースがサックスと同時進行でコードを刻んでいくところもしっかり収録されています。

私自身コニッツは、アトランティック時代のものを好んで聴くことから、このアルバムも愛聴盤の中の1枚です。

コメント
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