ハロルド・ランドは、ブラウン=ローチ・クインテットを始め、リーダー・アルバムにおいてもトランペッターを入れて録音しているものが多く、ここではケニー・ドーハムがその相方を務めています。
「HAROLD LAND IN NEW YORK」 JAZZLAND 33
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/39/a6756798825f61d9bebcfec0aecdd7c8_s.jpg)
1. SO IN LOVE
2. TRIPLE TROUBLE
3. SLOWLY
4. ON A LITTLE STREET IN SINGAPORE
5. OKAY BLUES
HAROLD LAND (ts) KENNY DORHAM (tp) AMOS TRICE (p)
CLARENCE JONES (b) JOE PETERS (ds)
録音 1960年7月5&8日
ブラウン=ローチ・クインテット時代のきっちりアレンジされ緊張感の溢れた演奏に比べ、テーマ~各人のソロ~テーマに戻る進行は同じなれど演奏は自由になり、旧知の曲も取り入れてリラックスした雰囲気が伝わってきます。
また、ランドが「SO IN LOVE」や「SLOWLY」をどのように料理するのかも興味があります。
その「SO IN LOVE」は、先発するケニー・ドーハムの後を受けて登場し、非常にスムースで力強いソロがあり、「SLOWLY」は、シェリーマンのリーダー・アルバムである「2・3・4」において、コールマン・ホーキンスの素晴らしい演奏がありますが、ランドの方はテンポも少し速めで、よりモダンなアドリブで迫っており、最後を長いカデンツアで締めくくる構成となっています。
「TRIPLE TROUBLE」は3拍子の曲ですが、ランドのアドリブの流れはスムースで好調を維持していますが、続くケニー・ドーハムのトランペットは、この演奏に限ってスカスカの音でマイペースを保っており、あまりパッとしません。
「ON A LITTLE STREET IN SINGAPORE」は、エキゾチックなアップ・テンポの曲で、ベースのビートが力強く響き、ランドがその上に乗って軽快に突っ走っており、続くケニー・ドーハムもその流れを受けて速い運指で見事なソロを展開しています。
「OKAY BLUES」は、ランドがこのアルバムのプロデューサーであるOrrin Keepnewsに捧げたもので、その名を使ってタイトルにしていて、ランドの素晴らしいブルース演奏を聴くことが出来る1曲です。
全曲を通して、ハロルド・ランドのサックスが、ローチ・ブラウン・クインテット時の演奏を彷彿されるような力強く輝いた音で収録されており、同様に、クラーレンス・ジョーンスのバウンスするベース音もバランス良く入っています。
「HAROLD LAND IN NEW YORK」 JAZZLAND 33
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/36/78/2f3e230781cde5622b16314281a16730_s.jpg)
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1. SO IN LOVE
2. TRIPLE TROUBLE
3. SLOWLY
4. ON A LITTLE STREET IN SINGAPORE
5. OKAY BLUES
HAROLD LAND (ts) KENNY DORHAM (tp) AMOS TRICE (p)
CLARENCE JONES (b) JOE PETERS (ds)
録音 1960年7月5&8日
ブラウン=ローチ・クインテット時代のきっちりアレンジされ緊張感の溢れた演奏に比べ、テーマ~各人のソロ~テーマに戻る進行は同じなれど演奏は自由になり、旧知の曲も取り入れてリラックスした雰囲気が伝わってきます。
また、ランドが「SO IN LOVE」や「SLOWLY」をどのように料理するのかも興味があります。
その「SO IN LOVE」は、先発するケニー・ドーハムの後を受けて登場し、非常にスムースで力強いソロがあり、「SLOWLY」は、シェリーマンのリーダー・アルバムである「2・3・4」において、コールマン・ホーキンスの素晴らしい演奏がありますが、ランドの方はテンポも少し速めで、よりモダンなアドリブで迫っており、最後を長いカデンツアで締めくくる構成となっています。
「TRIPLE TROUBLE」は3拍子の曲ですが、ランドのアドリブの流れはスムースで好調を維持していますが、続くケニー・ドーハムのトランペットは、この演奏に限ってスカスカの音でマイペースを保っており、あまりパッとしません。
「ON A LITTLE STREET IN SINGAPORE」は、エキゾチックなアップ・テンポの曲で、ベースのビートが力強く響き、ランドがその上に乗って軽快に突っ走っており、続くケニー・ドーハムもその流れを受けて速い運指で見事なソロを展開しています。
「OKAY BLUES」は、ランドがこのアルバムのプロデューサーであるOrrin Keepnewsに捧げたもので、その名を使ってタイトルにしていて、ランドの素晴らしいブルース演奏を聴くことが出来る1曲です。
全曲を通して、ハロルド・ランドのサックスが、ローチ・ブラウン・クインテット時の演奏を彷彿されるような力強く輝いた音で収録されており、同様に、クラーレンス・ジョーンスのバウンスするベース音もバランス良く入っています。