日野元彦のオリジナルである「流氷~Sailing Ice」が収録されているレコードが新たに発売されました。
「FLYING CLOUDS」 DODA-001
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/57/51/d47bd8ef0b7516875ea20f1633af354a_s.jpg)
1. 流氷/Sailing Ice
2. Olive´s Step
日野元彦 (ds) 山口真文 (ts) 清水靖晃 (ts)
渡辺香津美 (g) 井野信義 (b) 今村祐司 (perc)
録音 1976年5月27日 ヤマハホールでのライブ
ライナーノーツによると、46年前に開催された「5 Days in Jazz 1976」において、TBM時代の未発表音源の中から現代の技術を駆使してレコード化したのだそうです。
日野元彦のオリジナルである「流氷」といえば、同年2月の根室でのライブも一緒に聴いてみました。
「Ryuhyo」 tbm 61
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/90/7b956b3b0a06075c49ac85c8f03f2fb4_s.jpg)
1. Ryuhyo ~ SAILING ICE
2. SOULTRANE
3. NEW MOON
日野元彦 (ds) 山口真文 (ts) 清水靖晃 (ts, ss) 渡辺香津美 (g) 井野信義 (b)
録音 1976年2月7日 根室市民会館でのライブ
今回発売された音源での日野元彦は、米国で兄の皓正の録音に参加した関係から、現地から帰国したばかりで不調だったことから、急遽今村祐司が参加したのだそうです。
「流氷」のイントロでは、日野がミュージック・ソウを使って波と鳥の鳴き声を表現しており、それに井野のベースが被ってきて、その後に2サックスによるテーマが表われます。
2人のサックス奏者のソロを経て、渡辺香津美のギターソロと続いた後に、今村のコンガ・ソロでフェード・アウトしてしまうことから、20分を超える演奏でありながら盛り上がりに欠け物足りなさを感じる演奏となっていました。
そして裏面の「Olive´s Step」の頭では、コンガ・ソロから収録されて居ることから、レコードの両面が1曲のようにも思えました。(演奏の最後には拍手も収録されています)
一方、同年2月の根室のでの「流氷」の演奏は、録音もメリハリが利いていて高録音であり、2サックスは勿論のこと、渡辺のメロディをフェイクしながらのギター・プレイが絶品で、演奏の後半では日野の素晴らしいドラミングが収録されていて、この曲の演奏は根室のライブの方が密度が濃い内容でした。
なお、今回新たに発売された音源ですが、テープはつなぎやノイズ処理をして再生したのだそうで、「音」は期待したほどでは無かったものの、今こうして聴くことが出来るだけでありがたく、また、日野元彦は兄のアルバムに多く参加していたことから、自身のリーダー・アルバムが少ないことから、これはこれで貴重な1枚となりました。
「FLYING CLOUDS」 DODA-001
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/51/80/7aa3ead4c3a473483cb854724aa7a92d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/26/e0/284011e5168c2d2295f220bcf0916ed8_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/57/51/d47bd8ef0b7516875ea20f1633af354a_s.jpg)
1. 流氷/Sailing Ice
2. Olive´s Step
日野元彦 (ds) 山口真文 (ts) 清水靖晃 (ts)
渡辺香津美 (g) 井野信義 (b) 今村祐司 (perc)
録音 1976年5月27日 ヤマハホールでのライブ
ライナーノーツによると、46年前に開催された「5 Days in Jazz 1976」において、TBM時代の未発表音源の中から現代の技術を駆使してレコード化したのだそうです。
日野元彦のオリジナルである「流氷」といえば、同年2月の根室でのライブも一緒に聴いてみました。
「Ryuhyo」 tbm 61
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/ea/cf33ab1374b5e31110887c37ce24c9a8_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/a3/1254f695315f2f3f512852e03ab0f181_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7d/90/7b956b3b0a06075c49ac85c8f03f2fb4_s.jpg)
1. Ryuhyo ~ SAILING ICE
2. SOULTRANE
3. NEW MOON
日野元彦 (ds) 山口真文 (ts) 清水靖晃 (ts, ss) 渡辺香津美 (g) 井野信義 (b)
録音 1976年2月7日 根室市民会館でのライブ
今回発売された音源での日野元彦は、米国で兄の皓正の録音に参加した関係から、現地から帰国したばかりで不調だったことから、急遽今村祐司が参加したのだそうです。
「流氷」のイントロでは、日野がミュージック・ソウを使って波と鳥の鳴き声を表現しており、それに井野のベースが被ってきて、その後に2サックスによるテーマが表われます。
2人のサックス奏者のソロを経て、渡辺香津美のギターソロと続いた後に、今村のコンガ・ソロでフェード・アウトしてしまうことから、20分を超える演奏でありながら盛り上がりに欠け物足りなさを感じる演奏となっていました。
そして裏面の「Olive´s Step」の頭では、コンガ・ソロから収録されて居ることから、レコードの両面が1曲のようにも思えました。(演奏の最後には拍手も収録されています)
一方、同年2月の根室のでの「流氷」の演奏は、録音もメリハリが利いていて高録音であり、2サックスは勿論のこと、渡辺のメロディをフェイクしながらのギター・プレイが絶品で、演奏の後半では日野の素晴らしいドラミングが収録されていて、この曲の演奏は根室のライブの方が密度が濃い内容でした。
なお、今回新たに発売された音源ですが、テープはつなぎやノイズ処理をして再生したのだそうで、「音」は期待したほどでは無かったものの、今こうして聴くことが出来るだけでありがたく、また、日野元彦は兄のアルバムに多く参加していたことから、自身のリーダー・アルバムが少ないことから、これはこれで貴重な1枚となりました。