チャーリー・ヘイデン絡みで色々検索していたところ、彼のリーダー・アルバムの中にラテンの美しい曲である “Tres Palabras” を演奏しているものがあったので、早速購入して聴きました。
同時に、他の奏者のものを手持ちの中から掲載してみました。
この “Tres Palabras” という曲は、Osvaldo Farresが作曲したもので、ラテン語では「三つの言葉」という意味だそうで、英語では「Without You」として歌われています。
最初は、チャーリー・ヘイデンの「Nocturne」と、ハバナ出身のゴンサロ・ルバルカバの「Suite 4 Y 20」です。
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「Nocturne」はヘイデンが、ピアニストにゴンサロ・ルバルカバを迎えたトリオに、バット・メセニー (g) 、ジョー・ロバーノ (ts) 等の豪華メンバーを迎えて、キューバのスタンダードとメキシカン・ソング、それにヘイデンのオリジナルを加えたバラード集です。
藤本史昭さんの解説によると、ヘイデンが1968年にリベレーション・ミュージック・オーケストラのために「チェ・ゲバラに捧げる歌」という曲を書いた後、キューバ音楽に魅せられ続けていて、その後ゴンサロ・ルバルカバに会って何枚かのアルバムを作ったことで、益々キューバ音楽に魅了されたことから出来たアルバムだそうです。
お目当ての “Tres Palabras” は、デヴィッド・サンチェスのテナー・サックスをフューチャーしており、中間部でソロを取るルバルカバと共に、演奏はホテルのラウンジで聴くような仕上がりとなっています。
一方、ルバルカバの「Suite 4 Y 20」での同曲は、トランペッターのレイナルド・メリアンを加えたカルテットでの演奏で、アップ・テンポで正にジャズを演っています。
(クレジットには+チャーリー・ヘイデンとなっていますが、この演奏に参加しているか否かは不明です)
続いて、ブラッド・メルドーの「Anything Gose」と、クリストフ・サンジャーの「Imagination」です。
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ブラッド・メルドー・トリオによる同曲は、ミディアム・スローで演奏され、テーマの後のアドリブでもメロディが浮かんでくるようで、優しくてスマートなタッチも心地良いです。
また、クリストフ・ザンガー・トリオの方は早めのテンポによる演奏で、淡々と弾くピアノに対しリズム陣が変化を付けており、中間部でのベース・ソロはメロディを入れながら力演しています。
最後は、松尾 明の「Alone Together」と、ナット・キング・コールの「Cole Espanol」です。
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松尾 明トリオ(ピアノは寺村容子)に西田 幹のバス・トロンボーンを加えたカルテットで演奏される同曲は、好録音に相まって好演奏が聴ける1曲に仕上がっていて、トロンボーンとピアノは夫々メロディーを演奏した後、なんとバス・トロンボーンがC管のような高音でスムースなアドリブを展開しており、最後も高音部を使ってテーマを吹くという見事な演奏を披露しています。
LPのナット・キング・コールによる同曲は、お得意のスペイン語で歌っています。
なお、この曲の名演の一つに、ケニー・バレルがコールマン・ホーキンスを迎えて演奏している「BLUESEY BURRELL」というアルバムがあり、過去に「私の愛聴盤」として取り上げたことがありました。
同時に、他の奏者のものを手持ちの中から掲載してみました。
この “Tres Palabras” という曲は、Osvaldo Farresが作曲したもので、ラテン語では「三つの言葉」という意味だそうで、英語では「Without You」として歌われています。
最初は、チャーリー・ヘイデンの「Nocturne」と、ハバナ出身のゴンサロ・ルバルカバの「Suite 4 Y 20」です。
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「Nocturne」はヘイデンが、ピアニストにゴンサロ・ルバルカバを迎えたトリオに、バット・メセニー (g) 、ジョー・ロバーノ (ts) 等の豪華メンバーを迎えて、キューバのスタンダードとメキシカン・ソング、それにヘイデンのオリジナルを加えたバラード集です。
藤本史昭さんの解説によると、ヘイデンが1968年にリベレーション・ミュージック・オーケストラのために「チェ・ゲバラに捧げる歌」という曲を書いた後、キューバ音楽に魅せられ続けていて、その後ゴンサロ・ルバルカバに会って何枚かのアルバムを作ったことで、益々キューバ音楽に魅了されたことから出来たアルバムだそうです。
お目当ての “Tres Palabras” は、デヴィッド・サンチェスのテナー・サックスをフューチャーしており、中間部でソロを取るルバルカバと共に、演奏はホテルのラウンジで聴くような仕上がりとなっています。
一方、ルバルカバの「Suite 4 Y 20」での同曲は、トランペッターのレイナルド・メリアンを加えたカルテットでの演奏で、アップ・テンポで正にジャズを演っています。
(クレジットには+チャーリー・ヘイデンとなっていますが、この演奏に参加しているか否かは不明です)
続いて、ブラッド・メルドーの「Anything Gose」と、クリストフ・サンジャーの「Imagination」です。
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ブラッド・メルドー・トリオによる同曲は、ミディアム・スローで演奏され、テーマの後のアドリブでもメロディが浮かんでくるようで、優しくてスマートなタッチも心地良いです。
また、クリストフ・ザンガー・トリオの方は早めのテンポによる演奏で、淡々と弾くピアノに対しリズム陣が変化を付けており、中間部でのベース・ソロはメロディを入れながら力演しています。
最後は、松尾 明の「Alone Together」と、ナット・キング・コールの「Cole Espanol」です。
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松尾 明トリオ(ピアノは寺村容子)に西田 幹のバス・トロンボーンを加えたカルテットで演奏される同曲は、好録音に相まって好演奏が聴ける1曲に仕上がっていて、トロンボーンとピアノは夫々メロディーを演奏した後、なんとバス・トロンボーンがC管のような高音でスムースなアドリブを展開しており、最後も高音部を使ってテーマを吹くという見事な演奏を披露しています。
LPのナット・キング・コールによる同曲は、お得意のスペイン語で歌っています。
なお、この曲の名演の一つに、ケニー・バレルがコールマン・ホーキンスを迎えて演奏している「BLUESEY BURRELL」というアルバムがあり、過去に「私の愛聴盤」として取り上げたことがありました。