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ベースとアコ-スティック・ギターのデュオ

2025-02-23 | JAZZ
チャーリー・ヘイデン (b) が、クリスチャン・エスコーデ (g) を迎えて、ジャンゴ・ラインハルドの曲を中心に演奏したアルバム。

「Gitane」 ALL LIFE AL 001

1. Django
2. Bolero
3. Manoir De Mes Reves
4. Gitane(*)
5. Nuages
6. Dinette
7. Improvisation(**)
Charlie Haden (b, b solo*) Christian Escoude (g, g solo**)

クリスチャン・エスコーデはアコースティック・ギターで臨んでいますが、録音の関係もあって音量が小さく、二人のバランスはイマイチですが、ジャンゴ・ラインハルトのプレイを想像しながら聴くアルバムです。
1曲目はジョン・ルイスの作曲した「Django」で、演奏開始と同時にベースの1音と共に、アコギによるジャンゴのメロディが出てきます。
演奏は、テーマ・メロディから徐々に展開していき、ベースが主役となって最高潮に達した後は、テンポを落としてエンディングへと向かっていきます。
続いての「Bolero」は、リズムでのボレロでは無く、アコギとベースのインタープレイが中心の演奏となっています。
「 Manoir De Mes Reves」は、「夢の城」というタイトルでも有名になっており、多くのギタリストがカヴァーしていますが、ここではベースがコード進行に従ってソロの部分を受け持ち、ギターはバックでコードを弾いています。
続く「Gitane」は、前曲の延長線上にあるベース・ソロでのショート・トラックです。

レコードB面の最初に収録されている「Nuages」は、ジャンゴ最大のヒットとなった「雲」と呼ばれている曲で、映画のサウンド・トラックでも使用されていますが、この演奏での主役はベースが握っている様に思えます。というのも、このアルバムのリーダーであるベースの出番が多いのと、ギターの音量がベースの音に隠れてしまっていて、折角のギター・プレイが引き立たないからです。
「Dinette」はギターと、ベースのインタープレイを聴くことが出来、 ギター・ソロで演奏される「Improvisation」は、ジャンゴ亡き後、彼の後継者とされるクリスチャン・エスコーデの渾身の1曲となっています。

コメント (2)
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