夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

延び延び

2010年01月07日 09時09分49秒 | タナゴ釣り
今日は木曜日なので仕事は休みです。こんな朝早くからPCに向かってられるなら釣りに行って来い!と叱られそうですが、今日は職場の改装工事なので行けません。新年早々タイミングが悪く事が進んでいます。これは前もって判っていた事です。でも、ただそれを見ているだけというのも効率が悪くて結局後悔の念に駆られるので、もうひとつのことをやっています。それはタナゴ水槽の改造です。
 昨年の1月5日に立ち上げたタナゴ水槽(1800×600×600)ですが、なかなか良い水が出来ずに苦労していました。見た目にも白濁が消えず、水質が良くないことが判ります。普通はだいたい一ヶ月も水を回せば透明になってこなれた水になるのですが、今回はかなり難しい状態です。でも、水槽が大きいので面倒臭くて、大改造しなくても何とかならないかと色々な事をやって延び延びになっていました。
 まず、どういう状態かと言いますと、上記したように白濁が一番気になるところです。それと、茶濁りも起こります。茶濁りといっても濁りではなく、水が変色するというか・・・濁りではないのですが茶色くなる感じです。それと水の粘性も上がって水面の泡が弾けて消えるまでに時間が掛かります。加えて水草が育ちません。同様の原因からかコケも生えません(ですから一年間掃除しなくても大丈夫でした。・・・これは良い事?)。そして、昨年の9月くらいからエロモナス病のような魚が急増しました。これは昨年7月29日に釣った大きなカネヒラ(15.0㎝。自己記録だったので頂いて来ました)が一ヶ月くらいの時間をかけて徐々にタナゴ水槽に慣れてきて、急に番を張り出して他のタナゴ達を追い掛け回しだしました。これがエロモナスの発生の発端のように思っています。エロモナス病は厄介な病気ですが、水が良くなれば自然となくなってくれるので、要はいい水さえ出来ればいいのです。
 以上のことを改善するために(っていうか改造までしなくても何とかしたいと思って)濾過槽を追加したり照明を追加したりしてました。ご存知のように白濁はろ過バクテリアが沸かないか、湧いていても機能できない状態にあるかです。ですからまずはろ過層を追加しました。それまではエーハイムの2260という外部ろ過を2個で稼動させていたのですが、それにもうちょっと小さなエーハイムを追加。でも良くならないので仕方なく1800用の上部ろ過を設置しました。ご存知の通り上部ろ過は水を透明にするのにはとても良いろ過法です。しかし、行く行く水草を植えたいと思っているので、水草水槽には不都合がある(落ちてくる水によって二酸化炭素がバッ気されてしまう)ので最後の手段と考えていました。しかし、それでもたいした変化はありませんでした。こんなことをしていて、昔のことを思い出しました。以前に水を良くしようと思って沢山の濾過槽をセットした事があります。結局のところ、これはあまり意味のないことでした。といいますのも、良いバクテリアは好気性菌ですので、沢山の濾過槽を付けると沢山のバクテリアが湧くので酸素の取り合いになってしまうのが良くないらしいと勝手に判断しました。要は酸欠になるのです。そうすると結果的に悪玉の嫌気性菌が出て来てしまいます。よって、そういう場合は沢山エアレーションをして酸素の供給をしなくてはなりません。で、その時は強いエアレーションをして状態の改善が見られました。今回の水槽も同じなのかと思って強力なエアレーションをしてみましたが、今回は時々すっきりと透明になるのですが、また一時間もすると白濁して、しばらくそのまま様子を見ているとまた透明になってを繰り返しています。しかも何故かその時間帯が決まっていることが判明しました。朝の餌やり前は濁っていますが餌をやると一時間くらいは清みます。その後徐々に白濁してきて夜の9時くらいにまた清みます。何なのでしょうかね、この水槽は!で、多分これは好気性菌が生きていくのにギリギリの世界なのだと独自の判断をしました。よって、もっとエアレーションすれば大丈夫になったのでしょうが、これ以上のエアレーションは水流が強くなりすぎてタナゴ飼育にはチョット無理があると思いました(タナゴがグルグル回ってしまいます)。こうなったら大改造するしかないと思って重い腰を上げたわけです。
 最初の問題は、今入っているタナゴたちをどうするか?です。幸い、自宅にも同サイズの水槽があって、今はスッポンが一匹で悠々と泳いでいる水槽です。こちらの水槽のろ過は2260が二個だけです。この水槽はとても良いバクテリアが湧いているのか、恥ずかしながら20年も水替えをしておりません。蒸発した分を足して、年に一度くらいコケ取りをしているだけです。それでも、いつでも水が澄んでいて、こないだまでは雷魚(80㎝)とガーパーク(80㎝)とスッポン(甲羅長30㎝ほど)を飼育していました。ところが上記したようにあの大きなカネヒラが他の魚の脅威になってしまったので、可愛そうですがあのカネヒラは雷魚の胃に収まっていただきました。そうしたら、その翌々日に雷魚が急に死んでしまいました。水質の悪化も考えたのですが、餌をやってみるとガーとスッポンは普通に餌を食べたので問題はないと判断しました。でも、何故かその翌日にガーも逝ってしまいました。ガーは友達から成魚を譲り受けて(大きくなったので飼えなくなった)23年この水槽で生きていたので、もしかしたら寿命だったのかもしれません(推定年齢25歳)。暴れもせず、朝起きたら底に張り付いていて、お昼になっても体制が変わっていなかったのでおかしいと思って触ってみたら、そのままの形で硬くなっていました。で、スッポンが一匹で悠々と泳いでいる水槽になってしまいました。そこで、一時だけスッポンには衣装ケースで生活してもらって、この水槽にタナゴ達を移しました。言葉で書くと簡単なのですが、実際に1800の水槽から魚を取り出すのは滅茶苦茶大変です。タナゴ達が右往左往しているので、僕もあっち行ったりこっち行ったりで、なかなか捕まえられません。当初は一時間くらいで魚は移動できると思っていたのですが、実際には4時間くらい掛かってしまいました。でもやっと全部の魚を移動し終えてホッとしたのもつかの間、今度は、ろ過能力が今までの半分以下の水槽なのでそれが心配になってきました。でも、同じ魚を同じサイズの水槽に入れて、しかもろ過能力は元の水槽のほぼ半分のくせに、3日経った今でもとても水が澄んでいて、しかも病気だったタナゴ達も心なしか良くなって来ている感じがします(赤くただれていた場所が黒くなって来ていて、中がカサブタになったのではないかと思われます)。要はとても良い感じなのです。
 となると、今まで何をやっていたのか?ってことになってしまいます。頑張って重い腰を上げたのに・・・かなり悲しいです。

 ここまでが現在終えていることです。
 で、今日は底砂を出して洗って煮沸殺菌して干す作業をしたいのですが、最初に書いたように業者が来ます。そして、僕の作業と業者の作業の動線がどうしても当たってしまうことが判明しました。というわけで、また作業は延び延びになるかも・・・です。
 こちらを早く終えないと釣りにも行けません。続々と初釣りの情報が入ってくる中、今年に入って未だに竿を出していないので、そろそろ精神的限界が近付いてきています。今度の日曜日は知り合いと竿を出すかもしれないので、しっかり予定を入れていません。多分これが僕の初釣りです。

それでは皆さん、今年も思いっきり楽しんで生きましょう!