アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

シャシャンボ - 山のブルーベリー

2020-12-13 21:46:07 | みんなの花図鑑

シャシャンボはご存じでしょうか?
当地では シャセンボと呼んでいましたが、ツツジ科スノキ属の常緑樹で、この実は 日本のブルーベリーと言われるほどおいしいんです。



近くの神社のシャセンボですが、今年も沢山なったので 一年ぶりに食べてみましたが、やはりおいしいですね (^^)/



それもそのはず、ブルーベリーもスノキ属で、花もブルーベリーの花に似た花をつけるんですよ。



「「日本のブルーベリー」と呼ばれる木はほかにスノキ、ナツハゼがあ」る。(庭木図鑑 植木ペディア > シャシャンボ)
私のブログを呼んでくれている方たちは、「ああ、またか(´v_v`)」と思われるかもですが、思い出話です。
子どものころは近くの山へ 風呂の焚き付けに使う松ぽっくりを拾いに 父と行きました。
今の時期、子供の私の楽しみは このシャセンボの実を食べれることでした。
ところが、シャセンボによく似た木に ヒサカキ があって、しかもヒサカキのほうが圧倒的に多いんです。
それらしき木を見つけると、父に尋ねて、OK なら 食べた記憶があります。




果実の先端に 梅の花型の穴が開いてますが、これ萼片の名残りなんですね。
種が無いから食べやすい、何で種が無いんだろ? なんて思ってましたが、ちゃんと小っちゃい種があるんですね。苦にならないほど小っちゃいのです (^^♪



オオモミジ - 真っ赤だな~(3)

2020-12-13 17:26:33 | みんなの花図鑑

真っ赤といえば、やはりカエデですね。これはたまたまオオモミジ(ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属 (Acer) )ですが、真っ赤に紅葉するか、いくぶん黄葉気味に紅葉するかは、品種で決まってはいないようです。



太平洋岸に多いのは イロハモミジとオオモミジです。
葉で オオモミジか イロハモミジかを区別するときは 葉の縁のギザギザを見ます。
オオモミジの鋸歯は「単鋸歯」といって 整然と揃っています。イロハモミジのほうは 「重鋸歯」といって切れ目に大小があり不揃いな感じです。



でも、葉による区別は難しいです。
翼果がついているときは そちらで判別したほうが分かりやすいです。
この翼果は 翼が左右に垂れ下がっています。イロハの「ハの字」のようなかたちをしています。こういうのが オオモミジ の翼果です。(イロハモミジは後述します)



オオモミジの葉は (やったことないけれど)切り絵にしやすい単調ギザギザです。
(安祥城址公園にて)



参考のため イロハモミジの例を。

黄色が混じっていますが、もちろんイロハモミジのすべてがこのように紅葉するわけではありません。
葉のギザギザを見ると 単調鋸歯のように見え、私も自信はないのですが・・・




葉の鋸歯による判別法はどうも個体差が大きく、素人には 難しいようです。




どこかに 果実がついてないか探しています・・・




ありました!
イロハモミジの翼果の翼は左右に伸びています。イロハの「イの字」のかたちに近いです。
(若一王子社にて)




オタフクナンテン - 真っ赤だな~(2)

2020-12-13 07:35:04 | みんなの花図鑑
前回と同じく西尾市憩の農園にて。

お正月の縁起物として知られる「ナンテン(南天)」の改良品種です。



丈が低く、日陰にも耐えるので北側のグランドカバーにもおすすめ。



常緑なので冬でも緑の葉を眺められる一方、秋霜にあたると紅葉してくれます。



【オタフクナンテンとは】日本の暖地及び中国を原産地とするナンテンの園芸品種。背が高くならない「矮性」の品種で扱いやすいことや、ほぼ通年にわたって赤い葉が美しいため、植栽に趣を添えるカラーリーフとして公園やショッピングモール等の植え込み等に幅広く利用される。(庭木図鑑 植木ペディア > オタフクナンテン)



ただしナンテンと異なり、花は咲かず、実もならなず、良くも悪くも一年中、同じような雰囲気を保つ。(同上)