アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コセンダングサ - 花と花後

2020-12-25 20:08:29 | みんなの花図鑑

キク科キク亜科ハルシャギク連センダングサ属のコセンダングサ。
上の画像は 花後のひっつき虫。が、半分以上 どこかに引っ付いて行ったあと。



熱帯地方の夕暮れみたいな背景ですが、ひっつき虫、離陸後、花と3世代そろい踏み。



言わずと知れたひっつき虫。コセンダングサの棘が一番鋭いようです。



ここから 花。花には 花弁のような舌状花がありません。黄色い筒の筒状花のみです。



沢山の筒状花の集合です。
一つひとつの花は ちゃんと星形の花弁があります。中央はまだ蕾。外周部から開花していきます。
花弁の中から 暗褐色の茶筒のような器官が伸びています。これはおしべが合着して筒になったものです。雄しべ筒と呼んでおきましょう。



筒状花はびっしり伸びて基部のほうがよく分かりませんので、すこしもみほぐしてバラしてみました。



筒状花を2つだけアップにしてみました。
左のほうが 花弁の中から雄しべ筒がのびたところです。
右のほうは(ピントが合ってませんが)その雄しべ筒の中を 雌しべが花粉を押し上げながら外に出て花柱を展開したところです。
花粉を押し上げているときは めしべは成熟していなく、単なる棒です。外に花粉を押し出した後しばらくして柱頭を展開して雌しべになります。



ごく初期のコセンダングサの花です。




サザンカの蜜

2020-12-25 11:11:12 | みんなの花図鑑

しとしと雨の降るクリスマス。とても雪にはなりそうもありません (´∀`)
先日来、アオギリの枝を剪定してきて(もう高いところに上がるのが怖くて怖くて・・・)ようやく終わったので、切り出した枝の整理をしようと思ってたのですがこの雨では・・・
今日は 写真の整理をする一日としましょう。
こんな写真がありました!
サザンカの蜜のマクロ画像です!



上の画像の蜜の部分だけトリミングしたものです。




サザンカの蜜は 花によっては下に滴り落ちるほど豊富です。
冬なので 蜜バチは来ていません。
サザンカの蜜を吸いに来るのは メジロたちでしょう。



ヒトが舐めてもおいしいのだから メジロにとっては最高のジュースなのでは?




球体の蜜に 「こ」の字の光が写ってますが、これは マクロレンズの先端に付いた LEDの光です。



これもそう。
蜜ってとても透明なんですね。LEDのサークルが付いているので(撮った後)何を(どこを)撮っていたのかが分かります(^^)/




ミツバチも時には来るそうですが、ハチで一番多いのは スズメバチ なんだとか。養蜂家の方の話。



蜜の表面がつるつるなので LEDライトの奥に 黒子が写っちゃってます(´∀`)



少し乾燥してくると 表面にスリットが入るのでしょうか。



いや~、写真見ただけで 満腹まんぷく \(^o^)/









オルラヤ・グランディフローラ は野草か?

2020-12-25 09:31:48 | みんなの花図鑑

12月中旬の朝、小川の土手を歩いていて、こんな花に出くわした。咲き方から見るとセリ科の花でしょう。
でも白い花弁が左右対称でなく歪(いびつ)で、いかにも園芸品種といった感じです・・・



スマホの Google Lensアプリで調べると 「オルラヤ・グランディフローラ」を候補に挙げてきました。



単に「オルラヤ(オルレア)」とか「オルレア・ホワイトレース」の名で流通している花も、学名は Orlaya grandiflora なのでした(^^♪(LOVEGREEN「オルレア(オルラヤ)の育て方|植物図鑑」)



一般的な花期は(案の定)「3~7月」とあります(同上)
よく似た花に コリアンダー(パクチー)があるのですが、そちらの花期も5~6月でした。



「グランディフローラ種は地中海地域の乾燥した草地や、ブドウ畑、オリーブ畑に普通に見られる花でしたが、現在ではその数は激減しており、野生種は絶滅状態にあるとされています。
そのグランディフローラの園芸品種であるのがオルレア・ホワイトレースです。」(ガーデニングの図鑑「オルレア・ホワイトレースの育て方」)

そこまで調べて もっとアップでシベの写真を撮りたくなって 2日後また訪れたのだが、案の定、無くなっていた!
やっぱ、12月に オルレア が咲くなんて おかしいよね?!
いや、ちゃんと証拠写真があるぞ~~ (^_-)-☆