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安城農林高校の実習園「梅桃園」へウメを見に行ってきました。といってもわざわざ出かけたわけでなく、梅桃園は安城デンパークに隣接していて梅と桃の花の時期になると解放されるのです。
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門を入るとこの紅梅が迎えてくれます。濃紅色の梅です。
花の色を見て紅梅と言っていますが、ほんとうは枝の内部の色が紅いのを「紅梅」というんですってね
それはそうとして・・・
この梅の花、雌しべがありません、雄しべばかりです。
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この花もそうです。めしべが見当たりません。
梅の花は本来両花性でひとつの花におしべとめしべがあるはずなのですが、ときに雌しべを持たない花があるそうです。
めしべのない花をつける木はウメのほかアンズなどバラ科の果樹で知られているようです。
なぜめしべを持たない花があるのか?
あるネットの記事によると、、
たくさんの花がすべて実になると、樹木への負担が大きいので、めしべのない(実をつけない)花がある。
のだそうです。
ところが・・・
同じ株の別の花を見ると・・・
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このように、こんどは雌しべがあるのです。それも1本だけじゃなく 少なくとも3個の花柱が観察できます。
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この花もそうです、めしべの柱頭が少なくとも3つ見えます。
聞くところによると、雌しべの数だけ実をつけるそうですから、せっかく一部でめしべを一個も付けない花があったとしても、雌しべが複数つける花が付けない花以上あったのでは、株全体としては明らかに負担増ですよね ~(´・ω・)
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めしべが複数ある花も めしべが一個もない花も、何か目的があってそうなったというより、たまたま偶発的に生まれて、それが生存するのに著しく不利ではないため継承されている、くらいの説明のほうが妥当な気がしてきました。
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