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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カワラマツバ、カワラナデシコ - 6月に

2021-06-15 18:08:03 | みんなの花図鑑
「カワラ(河原)」の名が付く植物をふたつ。


カワラマツバ

カワラマツバは アカネ科ヤエムグラ属の多年草。
「花期:夏 7月~8月」だから、ちょっと早いですね



小河川の土手に生えていました。
「河原に生育するというよりも、堤防法面やため池の堰堤、畦道の路傍などに生育することの方が多い。」(植物雑学事典「カワラマツバ」)
花が集まって咲くと、雪が降ったようです。




河原に生育し、葉っぱが松のように細いので 「河原の松葉」。マツバウンランと同じ名付け方です。




こうして横から見ると、ネズミモチの花に似ていませんか? (^_-)-☆



でも ネズミモチの雄しべは たったの2本しかなかったけれど、これは4本あります。




花弁は 十字形の4弁花のようです。




未確認ですが、雄しべの先(葯)が黄色いときは めしべは小さく、雄しべの先が褐色に変化しているときは 丸い柱頭が3つ出ているので、もしかしたら、雌雄異熟かも?





カワラナデシコ

カワラナデシコは 日当たりのよい河原や草原に育つ ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)の多年草。
ただし、このカワラナデシコは 愛知県緑化センターのロックガーデンに植わっていたものです。




園芸コーナーのダイアンサス(ナデシコ)の元になったナデシコです。
花弁の先が 糸状に細裂しているのが特徴で、とても優雅です。
「花期は7〜10月。(野に咲く花)」
「花期は6~9月。」(wiki 「カワラナデシコ」)




雄しべは 10本。




雌しべは花柱が 2本あります。(雌しべ1個、花柱は2個)これも 洒落ていますね。



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