![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/cb/434eebcff1b0090c73f804409bea5d34.jpg)
イボクサは至る所に群がって生えていますが、この水田雑草は今回が初めてでした。
さっそくスマホを取りだし Google Lens に 聞いてみますと,「オッテリア」の名を挙げてきます。(↓)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/36/09da2d041b118bacb8c1d8761bc3d935.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/78/75da1ebff1768627ea0c65812f702d44.jpg)
一番の特徴は、花弁のすぐ下がこのように昆布の襞のようなものが付いていることです。
これはいったいなんなのでしょう?!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/14/dc05bde29aad6b935c7d5e495cc101e3.jpg)
色々調べてるうちに分からなくなって、もういちど全体像を撮り直し!と出かけて行ったら、草刈り機の餌食になって、あえなく全滅!
それで よく分かる全体像がありません、悪しからず。
一番最初に読んだ記事がこちら
(金沢大学「角間の里山自然学校」閉鎖しました)⇒オオバコの呟き » 里山の植物 » ミズオオバコ
ここを読むと、今回の水田雑草の正体は
トチカガミ科ミズオオバコ属の
ミズオオバコ Ottelia japonica Miq.(オッテリア ヤポニカ)
ということが判ります。
(なお、学名の Miq. は 命名者の略号で、この命名者は日本の植物を研究した19世紀オランダの植物学者 Friedrich Anton Wilhelm Miquel のことと判明しました)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/82/ac94d890894d1a19d6fb7306e3fc57a8.jpg)
「トチカガミ科は、「受粉は、花粉が水流や昆虫によって運ばれるか、または小さい雄花が切れて水面を流れ、雌花の柱頭につくことで行われる。・・・・約15属100種」と図鑑にありました。(日本の野生植物・草本Ⅰ・単子葉類、平凡社)」(同上)
「体のほとんどが水の中にあります(沈水植物)が、苞鞘の柄がひょろひょろと伸びて、1個だけ花をつけ、花びらだけは、潜望鏡のように、あるいはシュノーケリングの筒先のように水面の上に出ています。
桃色をおびた白い花をつけています。」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/4a/19d7d0e0a02a7870f43f59c867b4cf46.jpg)
それで、この花直下の茎につく昆布の襞のようなものの正体ですが・・・
上記の参考記事に
「ミズオオバコについての知見を深めるときは、
mizuaoi先生のHP(http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/)が最適です。」(同上)
とありましたので、さっそく訪れてみました (´∀`)
花についての詳しい説明があります。さすがです。
そして 記事の最後に
「花を包む苞葉には波形のしわをもつ翼がつく。」
とありました。
「ミズアオイ 苞葉」でググると、
「花の下に翼のある筒状の苞鞘がある。」(松江の花図鑑「ミズオオバコ」)
「波状の翼のある苞鞘に包まれた果実。」(同上)
などの記述が写真の説明にありました。
なお、「苞鞘」の読みは(ほうしょう)で、この言葉を検索するとほとんどすべての記事が ジュズダマの 果実のことを例に挙げています、たとえば
「ジュズダマのタネは、 かたくて頑丈な苞鞘に包まれている。 このおかげで長持ちし、 宝石のようにきれいだから、 ネックレスやお手玉などの工芸品にも使われる」
のように (^^ゞ
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