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拡大していますが、これはススキの穂です。よく似ていますが オギの穂ではありません。
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ススキは 株立ちしています。 オギは地下茎を伸ばして伸びていくので 株になりにくいです。でも このススキは(根元が写っていませんが)典型的な株立ちの姿をしていません。
それでも 穂を見てススキと分かるのです。どこを見て分かるのでしょうか?
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小穂の付け根から 白い毛がたくさん伸びていますが、ススキの毛は オギに比べて 短く堅い感じなのです。
でもそれは、2つを面付き合わせて比較しないと分かりません。もっとはっきりわかる特徴があります。
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真ん中の小穂から 針のような棘が出ています。この針を「芒(のぎ)」といい、ススキの小穂にはこれがあるが、オギにはこれが付いていないのです。(芒はある程度成長しないと見えにくいですが)
ススキは漢字で書くと「薄」ですが、もうひとつ「芒」と書いても「ススキ」なんです。
芒(すすき)に 芒(のぎ)あり、です (^_-)-☆
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赤い試験管ブラシのようなのが、めしべの柱頭です。 黄色の長細い筒のようなのが 葯(花粉が入った袋)です。とても細い糸で小穂からぶら下がっていて、少しの風が吹いても揺れ、花粉が飛び散るようになっています。
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