アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハマスゲ - カヤツリグサ属

2020-10-15 08:09:24 | みんなの花図鑑
スゲ と名が付いていますがスゲ属ではありません。


私の家から矢作川に向かうと、その手前に この鹿乗(かのり)川があります。かつて(戦国時代の終わりまで)日本の河には堤防がありませんでした。岡崎平野(沖積平野)は矢作川とこの鹿乗川がしょっちゅう氾濫して作り出したものとも言えます。
いまは立派な堤防ができています。その堤防に ハマスゲの群生がありました。




ハマスゲはカヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草です。
「海岸に多いので浜スゲの名がある。」(谷城勝弘『カヤツリグサ科入門図鑑』)
「関東地方以西~九州の日当たりのよい海岸の砂地から平地の路傍まで広く分布する。」((岡山県カヤツリグサ科植物図譜)松江の花図鑑「ハマスゲ」)



「枝先に小穂を3~8個、穂状につける。」(三河植物観察「ハマスゲ」)




ハマスゲは 小穂から くるっとカールした柱頭がたくさん出ているのが特徴で、すぐわかります。




雄しべの葯は 黄色です。一つの小花に おしべは3個ついているそうです。




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