キク科植物は、小花が花床の上に集まって頭状花序をつくっています。中心にあるのが筒状花(管状花)、周辺に花弁のように見えるのが舌状花。筒状花(管状花)には雄しべと雌しべがあります。舌状花には、雌しべしかありません。
これが筒状花(管状花)です。これで一つの花です。
おしべが合着して筒のようになっているので「筒状花」です。
筒の内側に向かって雄しべの葯(ブラシのような器官)が花粉を出します。
ブラシのような葯から花粉が出た状態のとき、めしべの花柱が下から 雄しべ筒の中の花粉を上に押し上げながら登っていきます。めしべの柱頭は花粉だらけになりますが、まだ成熟していないので受精しません。
花粉が押し出されてから2~3日して、めしべの花柱の先端がY字状に開いて授粉態勢に入ります。
やがて役目を終わった雄しべ筒は小花から剥がれ落ちていき、ひつじの角みたいなめしべだけが残ります(下の紫色は総苞)。
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