クサギ(臭木)は葉が臭いからクサギなんですが、花はいいにおいがします。
クサギの萼は当初は袋状になっており、その中から ストロー状の花冠が伸びてきます。
ストロー状の花筒の部分は長さ2~2.5cmで花冠は5裂してやや反り返り気味に開きます。
その5裂した花冠から さらにその先に雄しべ4本と雌しべ1本が伸びています。
花冠が5裂していると5数性といって 雄しべも5個が普通なんですが・・・(´・ω・)
クサギのシベは雌雄合わせて5本となっています。(理由は判りません)
紫色の花粉を葯に載せているのが雄しべです。
雄性先熟といって開花初日には雄しべが勢いよく前に出てアゲハチョウなどが吸蜜にくると花粉が付くようになってます。
2日目から 雄しべは丸まって後退し 代わりに1っ本の雌しべがツンと伸びるようになります。
雄しべの花粉です。
これは何でしょう?
はじめは 雌しべかとも思いましたが、めしべは先端が2つに分かれているだけで袋のようなものはつけていないので、これはやはり花粉放出後の雄しべの葯ではないかと思います。
それにしても 不思議な雄しべです。花糸が合着して一本の筒になっているようです。
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