![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/ea/77bb6a27e56db0cdec04c676acb86c40.jpg)
ムクゲの学名は Hibiscus syriacus です。
属名の ヒビスクス は英語読みすれば「ハイビスカス」です。
種小名の シリアクス は「シリアの」という意味ですが、ムクゲの原産地は中国 です。
何故「シリアの」なのか? については、前回記事 「タチアオイ - アオイ科のシベ2」に書きましたので、興味のある方は ご参照ください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ba/ea217f794f4072b5179cd9e60d1caba7.jpg)
ムクゲのシベも アオイ科のシベのひとつの典型です。
太い棒?の先についている部分が めしべの柱頭です。
では、この太い棒が めしべの花柱かというと、そうではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/5e/2a7089772c90feb3ebb50e2461f05fec.jpg)
太い棒は じつは円筒になっていて この円筒は 雄しべの花糸がくっついてできた円筒だったのです。
そして、この円筒の中を雌しべの花柱が子房部分から5本の管を伸ばして円筒を抜けた先で 柱頭を展開させているのです。
もうひとつ、このムクゲで面白いのは 花弁は一重のように見えますが・・・
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雄しべの筒から出ている沢山の雄しべのうち、基部に近いところのいくつかの雄しべが花弁化しているということです。
このムクゲは 半八重だったのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/b0/40bf130b27f1c2ce1ac23ea81eb0c7da.jpg)
雄しべの筒の壁面に出来たおしべが 実際、花弁になる現場?!を始めてみました(^^)/
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