京都府亀岡市は22日、来春に京都スタジアムが開業するJR亀岡駅北側の土地区画整理事業地で、商業施設進出の第1号としてビジネスホテルの立地が決まった、と発表した。スタジアム西隣に来年9月開業の予定で、遅れていたスタジアム周辺の商業開発の加速に市は期待感を示す。
同市下矢田町でビジネスホテルを経営する「サンロイヤル」が、2号店として敷地約1700平方メートルに7階建て計100室で建設。日帰り温浴施設やレストランも併設する計画で、今夏に着工する。
駅北側では、市などが来年の大河ドラマ放映に合わせ、主人公の明智光秀を紹介するドラマ館をスタジアム内に開設する計画だが、観客らを呼び込む周辺施設整備が課題となっている。事業者とともに記者会見した桂川孝裕市長は「駅北のにぎわいづくりへの起爆剤になる」とした。
会見では、同市薭田野町の「湯の花温泉」への新たな旅館建設計画も発表された。静岡県の旅館運営会社が4階建て計26室で建設し、開業は来年夏となる見通しを示した。
(京都新聞)
「ザ・ポケットホテル京都五条烏丸」
相模鉄道(横浜市)などを運営する相鉄グループは、約6~13平方メートルのコンパクトな居室で料金を抑えた宿泊特化型ホテル「ザ・ポケットホテル京都五条烏丸」を京都市下京区五条通烏丸東入ルで2020年夏に開業すると発表した。地下鉄五条駅から徒歩1分という立地で、訪日客やビジネスなど多様な需要を見込む。
計画では全121室で、地上9階建て延べ1960平方メートル。4人部屋や女性専用フロア、セルフチェックイン・チェックアウト端末を設け、料金は1泊5千円程度の予定。
相鉄グループ直営のホテルは京都市内では同ホテルが今回で2店舗目。「フレッサイン」2店舗と合わせると4店舗となる。
【京都新聞】