「世界ふしぎ発見!」
第1468回 昭和ノスタルジー鉄道で巡る台湾の旅
第1468回 昭和ノスタルジー 鉄道で巡る台湾の旅
2018年3月10日 夜9時~放送
(番組H Pより)
宮地 眞理子(みやち まりこ)さん
1978年2月27日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、雑誌等でも幅広く活躍。趣味はボディボードと映画鑑賞。「映画は本当に大好きですね」との言葉通り、映画雑誌に連載を持っていたこともあり、自身でも「RAILWAYS」('10年)、「誘拐ラプソディー」('10年)に出演。ドラマではTBS「温泉へGO!」('08)にレギュラー出演する。特技は、新日本舞踊、合気道。ミステリーハンターは今回で66回目(スペシャルの回は含まず)。
・鉄道の写真が次々と登場します
日本の熱烈なファンも多い様々な魅力がある台湾鉄道
台湾でも日本と同じく、鉄道はとても親しまれています。通勤・通学など日常の移動手段として、また旅行やレジャーへ行く時の乗り物として多くの方たちが利用しています。今回私たちが取材をしたのは、台湾の各地を巡る鉄道です。鉄道ファンの方はもちろん、そうでない方たちにも台湾の魅力を満喫できる鉄道ばかりですので、おススメです。また新幹線を含む特急列車にも乗りましたが、日本と比べると料金も安いのです。旅行者にとって嬉しいポイントですよね。
そして鉄道の旅のお楽しみ、魅力的な駅弁もたくさんありました!台湾の駅弁と言えば、骨付き豚肉を揚げたものがドーンとご飯の上にのっている排骨弁当が有名です。私も以前番組で海外の有名駅弁のひとつとして取材をした時以来、台湾に来たら絶対食べたいものになっています。排骨も最高なのですが、今回はそれに負けないほど美味しい駅弁をご紹介しています。台湾のお弁当は、ご飯の上にお惣菜がのっているのが主流ですが、最近は日本スタイルのご飯とお惣菜が分かれているタイプもありますし、その土地の野菜のお浸しや煮物がたくさん入っていて彩りも鮮やかで、パッケージも可愛い。さらに台湾はお米も美味しいので日本でもファンが多いというのも頷けます。
昭和ノスタルジーを感じる車両や駅舎 それには理由があった!日本と縁が深い台湾鉄道
かつて日本各地で見られた風景を台湾で見ることができる、それは偶然ではありませんでした。台湾には日本が統治していた時代に日本人が敷設した鉄道が、今も数多く活躍しているのです。日本で走っていた車両が海外で再び活躍している話はよく聞きますが、台湾の場合、もっともっと深いご縁なのです(笑)。駅舎なども日本人が設計したものなので、私たちが郷愁を感じるのも当然なのかもしれません。
それらの鉄道は、主に産業用に利用されていたものですが、後に一般の鉄道として使われるようになり、今に至っています。番組では、それもひとえに、メンテナンスをしながら現在まで大切に維持してきた台湾の方たちのご尽力の賜物だということをお伝えできると思います。
電車は、普段頻繁に利用しているからこそすぐに新しいものに慣れてしまいます。そしてそれまで使っていたものを次第に忘れてしまう…。台湾で昭和ノスタルジーを感じる列車に乗っていると、いつの間にか見かけなくなった昔の電車のことが次々と思い起こされて、それも楽しかったですね。
天井に扇風機あったよなぁとか、網棚は本当に網だったし、足元の暖房が熱すぎることあったなぁとか(笑)。そんな風に昔の記憶が蘇ることもレトロ列車の魅力なんだなと感じました。
そして、レトロな列車はただ懐かしいだけでなく、鉄道の魅力そのものがたくさん詰まっているということを、取材を通して教えて頂きました。列車を形造るひとつひとつのパーツをじっくり見てみると、なるほど!かっこいい!!ここも、あそこもと魅力的なポイントが本当にたくさんあるのです。
またどこへ行っても親切で優しい方たちと出会いましたし、車窓から眺める景色も素晴らしかったです。何度も台湾を訪れている日本の台湾鉄道ファンの方の気持ちが少し分かった気がします。私もプライベートでもまた台湾で鉄道の旅をしてみたいと思いました。
阿里山周辺一帯は、台湾でも有名なパワースポットのひとつだそうです。阿里山森林鉄道は、ご来光を拝んで願掛けをするために阿里山を目指す台湾の人たちで賑わっていました。
ご来光を拝む方たちは、阿里山の宿で一泊して夜明け前に阿里山の頂上へ登って行きます。私たちが行った時は、残念ながら雲に隠れてご来光は見ることができませんでした。でも日の出の時刻に拝むことが重要だそうで、ご来光が見られなくてもみなさん願掛けをなさっていました。私たちはスタッフのお子さんが受験生ということで、みんなで合格祈願をしました(笑)。
また阿里山森林鉄道の神木駅の周辺は、駅名になった推定樹齢3000年の神木が見られる遊歩道があり、私も散策して木からパワーを頂いて来ました。
人気のお菓子屋さんは撮影スポットとしてもGOOD!
台中駅前にあるお菓子屋さん宮原眼科は、とても楽しいお店でした。お菓子屋さんなのに宮原眼科ですから日本人ならえっ!?ですよね。昔の建物の雰囲気を活かすというのはわかりますが、お店の名前まで昔のままなのですから。実際に以前患者さんだった方がまだ眼科だと思って来たこともあるそうです。面白いと感じる一方、昔のものに敬意を払い大切にする台湾の方たちは本当に立派だと思いました。
そんな宮原眼科は、若い人たちに大人気で、人気のアイスクリームはチーズケーキものっていてボリュームも満点。お店の内装はレトロでどこかおとぎ話の世界の雰囲気もありました。ですからインスタ映えスポットとしても人気のようです。
番組中の写真の数々