2022/1/26 21:33 産経ニュース
参照記事
https://www.sankei.com/article/20220126-SUMAVJJ64JKCDKJL52UWWZKPRY/
新大久保駅転落事故から21年となり、JR新大久保駅のホームで関係者らは黙禱をささげた=26日午後5時40分ごろ
東京都新宿区のJR新大久保駅で平成13年1月26日、カメラマンの関根史郎さん=当時(47)=と韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さん=同(26)=がホームに転落した男性を救出しようとして電車にはねられ死亡した事故から21年を迎え、追悼行事が26日、新大久保駅などで開かれた。
韓国・釜山在住の李さんの両親は毎年、訪日して新大久保駅で献花を行ってきた。李さんの父、盛大(ソンデ)さんが3年前に亡くなり、母の辛潤賛(シン・ユンチャン)さんは昨年に引き続き、新型コロナウイルス禍で来日できなかった。
この日は、在日韓国大使館の大使ら4人がホームに立ち、黙禱(もくとう)をささげた。その後の追悼式では辛さんが「日韓両国の友好を切実に望んでいた息子の遺志を受け継いでいくことに賛同してくださる皆さまに心より感謝申し上げます」とビデオメッセージを寄せた。
事故後、両親は寄せられた弔慰金を基に「LSHアジア奨学会」を設立。昨年、支援する奨学生は1059人となった。
(韓国 釜山 李秀賢さんのお墓参り)