桜餅味や抹茶味などの和風味とカラフルな見た目が人気を呼んでいる
京都市内の観光地や商店街で、カラフルな見た目のスイーツが人気を集めている。写真共有アプリ「インスタグラム(インスタ)」を意識した見栄えやおいしさが売り。休日ともなれば、女性客らが長蛇の列を作っている。
昨年11月中旬に開店したソフトクリーム専門店「#goody」(中京区)。星や花、ハート形のチョコレートとクッキーを自由に組み合わせ、アイスの上にトッピングできる。飾り付けの菓子やアイスは、店での手作りにこだわっている。
店内にはフォトスペースが設けられ、若い女性客が撮影を楽しむ。マネジャーの竹本一恵さんは「インスタやSNS(会員制交流サイト)の発信力は大きい」と人気の背景を語る。
東山区の安井金比羅宮に近い綿菓子専門店「ジェレミーアンドジェマイマ」は、桜餅味や黒蜜きなこ味、抹茶味など9種類の綿菓子を販売している。かわいらしい見た目や新感覚の味が話題で、週末には店先に数百メートルの行列ができるという。昨年3月には、同区の古川町商店街に2号店をオープンさせた。
中京区の寺町京極商店街にある「アイスロールファクトリー」は、米国で人気のロール状のアイスクリームが味わえ、女子中高生らがSNSに写真を投稿して話題を集めているという。
ほかにも見た目にこだわったスイーツが数多く登場しており、昨年の流行語となった「インスタ映え」商品の熱気はまだ続きそうだ。
(京都新聞)