(台北 21日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は21日、改装を終えた観光列車の客車や食堂車、パーラーカー(一等車)などをお披露目した。台鉄の張政源局長は、座席のスペースが広くなったほか、展望窓やカラオケ設備なども設置されていると紹介し、設備の改善が利用者の増加につながることに期待を示した。
台鉄が観光列車として利用する車両は計29両。使用開始から18年近くが経過したとして、昨年3月から7900万台湾元(約2億8400万円)を投じた改装作業が始まっていた。これまでに15両が新しく生まれ変わり、今年7月には全車両のリニューアルが完了する見通し。
リニューアルされた車両はすでにインターネットの旅行予約サイトで販売される鉄道台湾一周ツアーに投入されているほか、8月からは一般の会社、団体からの貸し切り予約も受け付ける。