DUKE Train

主要ニュースだけでなく国内ローカル、海外面白ニュースまでアップしています。

韓国製の通勤型電車、台湾で故障頻発、7カ月間に684件も―地元メディア

2022年01月03日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運


2021年12月31日(金) 11時20分 Record Korea
参照記事
https://www.recordchina.co.jp/b887351-s39-c20-d0059.html


EMU900型電車


台湾の元立法委員(国会議員)が台湾鉄路管理局(台鉄)に対し、韓国・現代ロテム製の通勤型車両、EMU900型電車の故障が7カ月間で684件も頻発しているとして対応を求めた、と地元メディアが報じた。台鉄は検査を強化し、メーカー側に改善を促すとの考えを示した。

台湾・中央通信社によると、EMU900型電車は台鉄が2018年に現代ロテムと52編成520両を253億台湾元(約1050億円)で購入する契約を結び、21年4月から営業運転に投入されている。元立法委員に黄国昌氏は12月28日、自身のフェイスブック上で、5編成で21年5月から11月にかけて、水漏れのほかコンプレッサーやブレーキのトラブルなど計684件の故障が生じ、そのうち安全運行に影響する可能性があった故障は177件に上ると問題を指摘した。

台鉄は同日、黄氏から指摘された「684件の故障」という部分について、試験走行期間中に台鉄の検査員と第三者機関による独立検証・妥当性確認(IV&V)で確認された「車両製造上の瑕疵(かし)」であり、「故障」ではないと説明。すでに改善を求めていると強調した。

これに対し、黄氏は一部の問題発生当初、台鉄自らが「故障」と説明していたことに言及。「問題を正視せずに言葉遊びをするなんて人をばかにしている」と痛烈に批判した。台鉄は翌29日、再び報道資料を発表。今度は「瑕疵」ではなく「欠陥」という言葉を使い、684件のうち、10分以上の列車の遅延を生じさせたのは2件だけで、そのほかは運行に影響はなかったと釈明し、購入した車両の検収作業は現在も行われているとし、改善を引き続きメーカー側に求める見解を明らかにした。

さらに台鉄は車両の購入契約に関しても「最後の試験が完了した日から3年間の保証期間があり、期間中に起きたいかなる欠陥もメーカー側が改善をすることになっている」と主張。理解を求めた。

コメント

阿里山鉄道の旧型車両、20年ぶりに里帰り 24日から展示へ/台湾

2021年12月13日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運


2021/12/07 19:13 中央社
参照記事
https://japan.focustaiwan.tw/travel/202112070011


20年ぶりに里帰りする阿里山鉄道の旧型車両


中部・苗栗県の苗栗鉄道文物展示館で保存されていた蒸気機関車などの鉄道車両5両が7日、元の所有者である行政院(内閣)農業委員会林務局の阿里山林業鉄路(阿里山森林鉄道)が所管する嘉義車庫園区(南部・嘉義市)に運搬され、約20年ぶりに里帰りを果たした。今月24日から嘉義市内で開催される「2021台湾デザイン展」(台湾設計展)に合わせて展示される。

里帰りを果たした車両は、かつて主力車両として資材や物資を運搬したシェイ式蒸気機関車1両や近代化の立役者となったディーゼル機関車2両、客車1両、木材運搬用貨車1両。2001年ごろに台湾鉄路管理局(台鉄)に譲渡され、文物展示館で展示されていた。

阿里山林業鉄路および文化資産管理処の周恒凱副処長は中央社の取材に対し、文物展示館がリニューアルされることから、林業鉄道の時代を象徴する意義があるとして、車両の嘉義への運搬を決めたと話した。

同管理処は、文化資産の保存と歴史的な場所の意義を示すために、別の場所で保存されていた車両の受け入れを進めており、2019年にも蒸気機関車2両が里帰りを果たした。そのうちの1両は修繕が行われており、来年3月に公開される予定だとしている。

台湾デザイン展は嘉義文化創意産業園区や嘉義市立美術館など市内の複数の施設を会場に行われる。来年1月2日まで。



コメント

台鉄の日本製新型特急、台東で試乗会

2021年12月13日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021/12/08 18:17 中央社
参照記事
https://japan.focustaiwan.tw/photos/202112085002


EMU3000型







今月29日に営業投入される予定の台湾鉄路管理局(台鉄)の新型特急電車EMU3000型の試乗会が8日、台東県で開かれた。試乗した李さんは、揺れが少なく、騒音も小さいと評価。タロコ号やプユマ号よりも連結車両数が4両増えたことで輸送量が大きくなることを喜んだ。

王国材交通部長(交通相)によると、投入を予定している12編成全てが揃えば、花蓮、台東方面の輸送力は4割増強されると強調。来年の旧正月(2月1日)までには5編成が揃う見込みで、「旧正月期間の座席は以前より取りやすくなる」と自信を示した。

コメント

台湾鉄道、SLかたどったコラボ弁当販売へ 東武との友好協定6周年で

2021年12月12日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021/12/09 16:02 中央社
参照記事
https://japan.focustaiwan.tw/travel/202112090005

台湾鉄路管理局(台鉄)が10日から販売する特製弁当


台湾鉄路管理局(台鉄)は9日、東武鉄道との友好鉄道協定締結6周年を記念した特製弁当を販売すると発表した。今月10日から19日まで台鉄台中駅と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)台中駅でのみ購入可能で、400食の数量限定。

「玩味便当」と名付けられた弁当は、東武鉄道の蒸気機関車「SL大樹」をかたどった容器を使用。台湾で養殖された良質なウナギをメインに据え、貝柱やサクラエビなどを副菜として添えた。主食には台湾風おこわの「油飯」を詰めた。

台中の老舗菓子店のパイナップルケーキとタピオカミルクティー味のお菓子もセットになっており、価格は349台湾元(約1430円)。購入者には東京スカイツリーのキャラクター、ソラカラちゃんのシールがプレゼントされる。

コメント

台湾鉄道の日本製新型特急、ビジネス車の詳細公開 無料Wi-Fi提供

2021年12月04日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021/12/04 11:56 中央社
参照記事
https://japan.focustaiwan.tw/travel/202112040001

EMU3000型


EMU3000型の商務(ビジネス)車「騰雲座艙」内部の様子


車内での軽食提供は無料


台湾鉄路管理局(台鉄)は3日、今月29日から営業運転に投入する予定の日本製新型特急列車、EMU3000型の商務(ビジネス)車「騰雲座艙」の車内をメディアに公開した。各席にコンセントが備え付けられ、無料Wi-Fiも提供される。

EMU3000型は12両編成で全538席。商務車は6号車で、座席数は30席ある。愛称の「騰雲」は台湾で初めて鉄道が開通した際の蒸気機関車「騰雲号」にちなむ。

当初は東部幹線に投入されるが、台鉄運務処の古時彦副処長によると、来年3月には中部・台中―北部・台北―東部・台東を結ぶ列車や中部・彰化―南部・高雄―台東を結ぶ列車を運行する予定だという。

車内で無料提供される軽食は弁当やアイスクリーム、パイナップルケーキ、クラッカーなどから、ドリンクはコーヒー、ラテ、炭酸水、ミネラルウォーターなどからそれぞれ選べる。また弁当は新型車両の導入にあわせて開発された特製のものが用意される。

台鉄は、先月30日に試運転が完了したと説明。今後、独立検証と妥当性確認を行う第三者企業らを交えた各種試験を済ませ、関連の書類を取得後、正式に営業運転に投入できるとしている。

コメント

基隆メトロ、第1期区間のルート案決まる 16キロに13駅設置/台湾

2021年11月28日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021/11/27 18:09 中央社
参照記事
https://japan.focustaiwan.tw/travel/202111270006

基隆メトロ第1期区間のルート図


交通部(交通省)は26日、建設が計画されている基隆メトロ第1期区間のルート案を公表した。台湾鉄路管理局(台鉄)八堵駅(北部・基隆市)―南港駅(同・台北市)間を結ぶ16.05キロの区間に13駅が設置される予定。

王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)はこの日午前、柯文哲(かぶんてつ)台北市長と面会。ルート案について合意に達した。建設費は425億台湾元(約1730億円)を見込む。

同部によると、台北メトロ汐東線の計画の一部と統合し、基隆メトロと台北メトロで新北市汐止区内に新設する車両基地を共用する。またルート案は基隆河沿いの開発や汐止地区の産業発展計画に合わせたほか、沿線自治体が求めていた利便性向上にも配慮したという。

基隆市と台北市を結ぶ鉄道新線計画は、当初ライトレール(LRT)の建設が予定されていたが、昨年10月に中量軌道輸送システムへの変更が決まった。同部鉄道局の計画によれば、設置予定の13駅は高架9駅、地上2駅、地下2駅。路線の大半が高架区間になるとしている。

コメント

空港線、契約水準満たず 丸紅への支払い約29億円減額へ/台湾

2021年08月31日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021/08/30 14:19 中央社
参照記事
https://japan.cna.com.tw/news/aeco/202108300001.aspx

桃園メトロ(MRT)空港線 車両


開業から4年余りが経過している桃園メトロ(MRT)空港線について、速さなどが契約上の要求水準を満たしていないとして、交通部(交通省)鉄道局は鉄道システムの供給を担当した丸紅への支払代金から約7億2700万台湾元(約28億6300万円)差し引く方針だ。楊正君副局長が29日、明らかにした。

空港線は2017年3月に開業したものの、速さ、所要時間、運行間隔が契約上の要求水準に達していないことから、検収を終えていなかった。丸紅が責任を認めなかったため、同局は19年、行政院(内閣)公共工程委員会に調停を申し立てた。

契約では、主要駅にのみ停車する「直達車」で時速60キロ を要求水準としているが、実際は時速約56~58キロ にとどまる。所要時間は、台北駅から桃園空港第1ターミナルまで直達車で35分以内と要求していたのに対し、現在はこれを約1~2分オーバー 。運行間隔では、直達車と各駅停車の普通車が6分に1本ずつとされていたものの、実現されていない。

楊氏によれば、これらの問題点を改善できる業者を複数回募ったが、いずれも入札不調に終わった。昨年末、同委から支払代金の減額という形で検収の手続きを済ませるよう提案を受け、同局はこれを受け入れることにしたという。丸紅が不服を申し立てた場合、楊氏は尊重するとしている。

鉄道システムの契約金額の総額は約250億元(約984億7900万円)で、このうちまだ支払われていないのは約11億元(約43億3300万円)だという。

*台湾の鉄道は5分~8分、遅早はごく自然のこと。
1分~2分で契約違反とは因縁つけているのか?


コメント

台湾脱線事故、衝突まで1.9秒 死亡の運転士、急ブレーキ

2021年04月07日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月6日 19時50分 共同通信
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19981063/


台湾の運輸安全調査委員会は6日、脱線事故を起こした特急列車に搭載されたドライブレコーダーの映像を報道陣に公開し、ブレーキが利き始めてから線路に滑り落ちた工事用トラックに衝突するまで1.9秒しかなかったと明らかにした。

 死亡した運転士、袁淳修さん(33)は危険を察知した瞬間に急ブレーキをかけ、衝突を避けようとしたとみられる。

 事故が発生した東部・花蓮では袁さんの告別式が営まれ、参列した林佳竜交通部長(交通相)は「乗客を守るために最後まで職責を果たした」と称賛した。事故は2日に起き、副運転士も含む50人が死亡、210人以上が負傷した。

コメント

台湾脱線事故 衝突の瞬間の映像を公開

2021年04月07日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月6日 20時05分 NHK
参照記事&動画
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210406/k10012959851000.html




台湾東部の花蓮県で特急列車が脱線し50人が死亡した事故で、台湾の運輸安全調査委員会は先頭車両に取り付けられていたカメラの映像を6日、公開しました。映像には列車の先頭車両が線路上に転落していたトラックに衝突したあと、トンネルの壁に激突する様子が記録されていました。

4月2日、台湾東部の花蓮県にあるトンネルで特急列車が脱線した事故では、これまでに乗客ら50人が死亡し、200人以上がけがをしました。

事故の原因を調査している台湾の運輸安全調査委員会は先頭列車に取り付けられていたカメラの映像を6日、公開しました。

映像では事故現場となったトンネルの直前、列車が線路上に転落していたトラックと衝突する瞬間がとらえられていました。

その後、先頭車両はトラックと衝突した衝撃で車体が大きく傾き、そのままの状態でトンネルの壁に激突する様子が記録されていました。

また、運輸安全調査委員会が、列車の管理システムを分析したところ、手前のトンネルを出てから5秒後に緊急ブレーキがかかった記録が残っていて、その2秒後にトラックに衝突していたことがわかりました。

その時の速度は時速121キロだったということです。

さらに、先頭車両が止まったのは、トンネルの入り口からおよそ320メートルの場所で、トラックが線路上に転落したのは衝突の1分あまり前だったと推定しています。

委員会は、列車の運行データのほか、現場上空で撮影した映像や関係者からの聞き取りなどをさらに分析し、事故の詳しいいきさつについて調査することにしています。

コメント

衝突の工事車「サイドブレーキかけた」台湾

2021年04月04日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月4日 0時59分 日テレNEWS24
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19966520/


台湾で特急列車が脱線し乗客ら51人が死亡した事故で、列車が衝突した工事車両の運転手が、事故の前にサイドブレーキをかけたと話していることが分かりました。

台湾東部で特急列車が脱線した事故では、乗客ら51人が死亡。損傷が激しい遺体もあり、当局はDNA鑑定などをして身元の特定を急いでいます。

警察当局は、サイドブレーキがかかっていない工事車両が線路に滑り落ち、そこに列車が衝突したとみています。

これに対し、工事車両の運転手は地元メディアの記者の問いかけに「サイドブレーキをかけた」と話しました。

一方、事故現場には3日午後、遺族が初めて訪れました。亡くなった家族の名前を呼んだり、「一緒に帰ろう」と呼びかけたりするなど、突然の別れに動揺を隠せない様子でした。

蔡英文総統は3日朝、事故の負傷者を見舞うため病院を訪問。事故原因を徹底的に究明するよう関係機関に指示を出しています。

コメント

衝突したトラックの運転手の身柄拘束 台湾列車脱線事故

2021年04月04日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月3日 13時5分 ABEMA TIMES
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19964052/
黄色が事故原因のトラック



台湾東部の花蓮県で昨日、特急列車が脱線し乗客ら50人が死亡し日本人2人を含む177人が負傷した。鉄道当局は列車が線路脇の崖から線路内に滑り落ちたトラックと衝突したことが事故の原因とみていて、トラックのサイドブレーキがしっかりかけられていなかったという見方を示している。捜査当局はトラック運転手の身柄を拘束し、会社の捜索を行うなど、事故原因の究明を進めている。

また、現場ではクレーン車が出動し、列車を移動させる復旧作業が今も続いている。

コメント

日本人2人も負傷 台湾の脱線事故

2021年04月03日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月2日 19時20分 ABEMA TIMES
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19960708/


 外務省によると、台湾東部・花蓮県での列車の脱線事故で、日本人2人も巻き込まれていたことがわかった。50代の男性と20代の女性で、2人とも軽傷だという。

 台湾メディアによると、この事故による死者は54人に上り、150人以上が重軽傷。列車は8両編成でおよそ500人が乗っていて、トンネル内の壁にぶつかり大破し救助作業は難航した。

 台湾メディアによると、工事用の車両が何らかの原因で線路内に滑り落ち、列車と衝突したと見られている。

コメント

“台湾史上最悪”鉄道事故…被害拡大のワケ

2021年04月03日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月3日 1時38分 日テレNEWS24
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19962023/


台湾でおよそ500人が乗っていた特急列車が脱線する事故があり、50人が死亡、台湾史上最悪の鉄道事故となっています。

◆“台湾史上最悪”の鉄道事故

事故から10時間以上が経過した台湾の脱線事故。工具で車体を切断し、災害救助犬とともに狭いトンネル内の捜索など、夜も救助活動が行われていました。

 「4号車の人、4号車の人、脇から出られます」「4号車の人、全員出られましたか」
事故発生直後に撮影された映像では、乗客とみられる人が周囲に声をかける様子が捉えられていました。

 「ここから降りてください。芝生に行けますけどどうします」
 「感電しない?」
 「大丈夫、さっき他の人が歩いていたから」

奥には、押しつぶされトンネルの壁と接触する車両が見えます。先頭部分が原形をとどめていない車両も。

乗客「列車は突然、緊急ブレーキをかけて、すごく揺れたんだ」

乗客「私は前にぶつかって意識を失っていた」

トンネルの外、列車の上では、手をつなぎ慎重に歩く乗客たち。

 「気をつけて、おろして」

乗客「両サイドに道がなかったので、車両の上にのぼって歩くしかなかった」

事故が起こったのは台湾東部の花蓮県にある海沿いの山に囲まれた場所です。台湾メディアなどによりますと、特急列車がトンネルの入り口付近で工事車両に衝突し脱線しました。

この事故で運転士を含む50人が死亡、146人の負傷者が出ていて、メディアは“台湾史上最悪”の鉄道事故と伝えています。

台湾鉄道局・副局長「負傷者の中に日本人は2名」

外務省によりますと、列車に乗っていた日本人2人は50代の男性と20代の女性で、いずれも軽傷、命に別条はないということです。

そして、乗客からはこんな声も──

乗客「トラックに衝突したんだ。トラックが上から落ちてきた」

◆「トラックが上から落ちてきた」

“トラックが上から落ちてきた”とは、一体、どういうことなのか。

事故現場を上から見てみると、黄色いショベルカーが2台あるのがわかります。そして、特急列車の上の斜面には、木がなぎ倒されたような跡が。事故の原因は、この場所から工事用のトラックが落下したことだとみられています。

台湾の警察などによりますと、当時、トンネル付近の土手には工事用のトラックが停車。運転手が降りると無人のトラックが動き出し、およそ10メートルの高さから線路に落下したといいます。そして、時速120キロで走行中の特急列車と衝突したということです。8両編成の列車は、そのままトンネル内へ。特に先頭から4両が大きく破損する事故となったといいます。

線路脇に残された“トラックの破片”について、台湾メディアのCTiは「このトラックの写真がGoogleマップで見つかりました。トラックの形やナンバープレートも同じです」などと放送。

現地メディアが指摘したとみられるトラックをGoogleストリートビューで見てみると、ラインの感じなどがよく似ているトラックがありました。

長期的に工事現場に駐車していたというトラック。当局は、トラックの運転手が工事現場を視察する際にトラックをこの土手に駐車し、サイドブレーキをかけ忘れた可能性があると指摘しています。

◆路線は日常的な足…連休で“満席”にも

この路線を20年以上利用しているという人に、この路線について聞いてみました。

──どのくらいの頻度で利用されてるんですか?

 「私はいつもだいたい一週間に一度(台北と花蓮県を)往復しています。きのうも台北に帰るのに利用しました。きょうの事故を知ってびっくりしました」

──台湾の皆さんにとってこの路線はどういう存在?

 「観光客と帰省とビジネスの利用が多いです」

日常的に多くの台湾の人の足となっているこの路線。さらに──

 「ちょうど今は台湾は墓参りの時期で帰省する人が多い。連休が5日間もあるので、東(花蓮県方面)へ観光する人も多い」

台湾では日本のお盆休みにあたる連休が始まっていて、列車には帰省客などおよそ500人が乗っていました。

列車の車掌「満席で席がない客もいたよ」

乗客「たくさんの人がまだ残されているよ」

◆なぜここまで被害は大きくなったのか

50人が亡くなった“台湾史上最悪”の鉄道事故。事故以前に撮影された現場付近を走る列車からの映像を見ると、正面には事故現場のトンネル、その右横にはトラックが落下した崖が見えます。線路はゆるやかなカーブを描いていて、トンネルを目視してから突入するまでに、わずか5秒ほどしかありませんでした。

狭く、圧迫感も感じるトンネル内。鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は、この『トンネル』がここまで被害を大きくした要因だと指摘します。

梅原淳氏「衝突した衝撃で脱線しながらトンネルの壁にぶつかっている。一本の線路しかないので、両脇に壁が接近してるので余計に被害が大きくなった」

そして、事故が起きたあとの救助する際にも、トンネル内が狭く、通る道をふさいでいるため、通常よりも時間がかかるといいます。

梅原淳氏「トンネルという暗くて狭い空間なので、きわめて救助は困難。(救助)車両も通れないしトンネルの脇も通れないから、避難も屋根をつたっていくしかない」

現在、救助活動は終了し、現場の復旧に向けた作業が続いているということです。4月2日『news zero』より。

コメント

台湾 特急電車の脱線事故 48人死亡 66人けが 鉄道当局

2021年04月02日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月2日 17時47分 NHK
参照記事&動画
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210402/k10012952231000.html


台湾東部の花蓮県で2日午前、特急列車が脱線した事故があり、台湾の鉄道当局によりますと、これまでに乗客と運転士合わせて48人が死亡し、66人がけがをするなどして病院に搬送されたということです。

2日午前、台湾東部の花蓮県にあるトンネルの中で特急列車が脱線しました。

台湾の鉄道当局などによりますと、列車には乗客およそ350人が乗っていて、この事故でこれまでに乗客と運転士の合わせて48人が死亡し、66人がけがをするなどして病院に搬送されたということです。

列車は8両編成で、このうち先頭の4両が事故で変形しているということです。

鉄道当局はNHKの取材に対し「特急と工事用の車両が衝突した」と説明していて、事故の詳しい原因を調べています。

この特急列車は2日朝、北部 新北市の樹林を出発し、東部 台東市に向かっていました。

台湾は2日、多くの人が先祖の墓参りを行う「清明節」の連休初日で、列車は大勢の帰省客などで混雑していたとみられます。

事故を受けて、蔡英文総統は救助に全力であたるとともに、多くのけが人などを受け入れるため、救急医療態勢を整えるよう指示しました。

乗客「突然 急ブレーキかかり 後ろの車両に押された」
台湾メディアは、脱線した列車に乗っていたという乗客のインタビューを伝え、乗客は「突然急ブレーキがかかった。その後、乗っていた車両が後ろの車両に押された」と話し、当時の状況を振り返りました。
列車の車掌「列車は満席 立っている乗客も」
自身も車内に一時閉じ込められ、その後、救出されたという列車の車掌は台湾メディアの取材に対し「列車は満席で、席がなく立っている乗客もいた」と話し、車内が大勢の乗客で混雑していたと説明しました。

一方、事故の状況については「詳しい状況はまだ分からない。突然、緊急ブレーキがかかって列車が止まった」と話しています。
加藤官房長官「要請あれば 可能な支援を検討」
加藤官房長官は、2日午後の記者会見で「多くの死傷者が出ていると承知しており、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、事故に遭われた皆さんに、心からお見舞いを申し上げたい」と述べました。

そのうえで「日本台湾交流協会による確認と台湾当局の発表によれば、現時点で、邦人の被害の情報には接していないが、引き続き、現地当局に照会を行っている。台湾側から要請があれば、可能な支援を検討したい」と述べました。
茂木外相「邦人が巻き込まれた情報には接していない」
茂木外務大臣は、記者会見で「詳細は現地当局に照会中だが、邦人が巻き込まれたという情報には接していない。ただ、多くの死傷者が出ていると承知しており、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、事故にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げたい」と述べました。
台湾での過去の列車事故
台湾では3年前、北東部の宜蘭県で、8両編成の特急列車が脱線して乗客18人が死亡、290人以上がけがをする事故がありました。

その後の調査では、運転士が速度を制御する安全装置を切ったことなどが直接の原因だったとしたうえで、運転士の訓練などの管理態勢にも問題があったと指摘しています。

同じ宜蘭県では2007年にも普通列車と試運転中の列車が衝突し、5人が死亡しました。

また、中部の阿里山では2011年と2003年に観光用の登山鉄道の列車が脱線、転覆する事故が起きています。

2011年の事故では線路脇の木が車両に倒れて列車が脱線、転覆し、5人が死亡、2003年の事故では17人が死亡、150人以上がけがをしています。
特急列車は日立製作所が製造した車両
日立製作所によりますと、台湾で脱線した特急列車は日立製作所が製造した車両だということです。

平成18年から28年にかけて、同型の車両を64両、台湾に納入しているということです。

日立製作所は、現時点では車両に異常があったという情報はなく、車両が原因ではないとみていて、台湾当局の支援を行うとともに、現地の社員を通じて情報の収集を進めています。

コメント

特急脱線、36人死亡か=台湾東部・花蓮県

2021年04月02日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

2021年4月2日 13時28分 時事通信社
参照記事
https://news.livedoor.com/article/detail/19958195/



台湾東部・花蓮県で2日午前9時30分(日本時間同10時30分)ごろ、台湾鉄道管理局が運行する特急列車が脱線した。

 一部の車両は大破しており、鉄道当局によると、心肺停止は少なくとも36人に上った。60人以上の負傷者が病院に運ばれた。

 脱線した特急列車「タロコ号」は8両編成で、乗客は約350人。台北郊外の樹林から東部・台東に向かっている途中だった。地元メディアによると、線路脇に止まっていた作業車が動きだし、列車に激突した。乗客約60人は列車の外に出たが、車両の一部はトンネル内に突っ込んでおり、救助が難航している。

 台湾は2日から4連休で、タロコ号は帰省客や観光客で満席の状態だったとみられる。台湾では2018年10月にも、特急列車「プユマ号」が脱線し18人が死亡、291人が重軽傷を負った。 

コメント