(2018年02月08日烏丸経済新聞)
京都タワー(京都市下京区)が2月8日、3100万人を突破し、記念式典が行われた。
京都タワーは東京オリンピックの行われた1964年に開業。バブル期は、年間の来場者数が34万人と最盛期の3分の1程度まで落ち込むも、開業40周年記念事業として作られたキャラクター「たわわちゃん」の誕生をきっかけにPR活動を強化した。海外からの旅行者の増加や、昨年4月の「京都タワーサンド」といった大幅なリニューアルで入場者数が回復。直近3年は10%以上のペースで増えているという。
3100万人目となったのは、沖縄・北中城村(きたむらぐすくそん)から旅行で京都を訪れていた喜納隆夫さんと妻の和美さん。京都旅行の最終日に、記念に上っておこうと訪れたという。「京都旅行の最後に訪れたら、ちょうどこのタイミングで感動した」と驚きながらくす玉を割り、3100万人達成を祝った。
タワーを運営する京阪ホテルズ&リゾーツ代表取締役社長の稲地利彦さんは「昨年30年ぶりに復活させた京都タワーお化け屋敷や、アニメ弱虫ペダルのタイアップイベントなどの開催を通じて京都タワーの魅力を発信したい。2020年は再び東京でオリンピックが開催される。開業直後の80万人を突破したい」と意気込む。