男衆の小島一展(かずのぶ)さん(左)とあいさつに回る、つる葉さん
「ながながと、おおきに」芸妓の名残す三角の紙 結婚へ、祇園の引退式
花見小路を歩く、つる葉さん
八坂女紅場学園を訪れ、お世話になった人たちに笑顔であいさつするつる葉さん
引き祝いのあいさつ回りを見届けた妹、勝連桜子さん(右)とつる葉さん
(現役時代のつる葉さん)
つる葉さん(左)とまめ衣さん
一年目のつる葉さん、祇園祭宵山で
ひとりの芸妓(げいこ)がこの夏、京都の花街・祇園を去った。沖縄県出身のつる葉さんだ。2007年春に舞妓(まいこ)としてのデビュー「店出し」をした時には、長い歴史がある祇園でも珍しい沖縄出身の舞妓が誕生したと話題になった。結婚するのを機に引退を決意したつる葉さんは「(置屋の)おかあさんやおねえさん方、同期や後輩に恵まれて幸せでした」と笑顔で話した。
芸妓が円満に花街を去る際は「引き祝い」と称し、「引祝」と書かれた三角の和紙に芸妓名と本名を書き、関係者に配る。
「長々とおおきに。お世話になりました」。今月20日、つる葉さんは、ふだん芸舞妓の着物を着付ける男衆(おとこし)と、なじみのお茶屋など約30軒をあいさつに回った。「寂しくなるなあ」「また遊びに来なさい」。次々とねぎらいの声がかかった。京舞井上流の家元、井上八千代さん(62)からは「これからもうまくいきますように」との言葉をもらったという。
朝日新聞
ユーチューブ巡回中、「つる葉さん」を撮った素人衆の動画がごっそり出てきました。
「どんだけ人気があったんか!!」と思わず感心しました。
つる葉さん
祇園甲部 芸妓 つる葉さん 舞妓 小田本 佳つ雛さん2015.6.29
孝丸さん 舞妓つる葉さん
祇園甲部 多麻 芸妓 つる葉さん 2015.04.26
つる葉さん
祇園甲部 始業式 紗矢佳さん つる葉さん
僕ら「見切れ」やから、隠れてなアカン 男衆(おとこし)のこだわり
祇園の男衆 花街を支える男
日本最大の花街・京都、祇園。ここに、芸妓や舞妓の家に出入りすることを特別に許されている男衆(おとこし)と呼ばれる人がいます。芸舞妓の身の回りの世話を黒子として一手に引き受ける男衆の技と誇りを紹介します。