(花蓮中央社)洗練されたデザインと評判のEMU900型通勤電車2編成(1編成10両)が24日、東部・花蓮市の花蓮港に到着し、台湾鉄路管理局(台鉄)に引き渡された。3カ月間の走行試験の後、来年春節(旧正月、2月12日)前に営業運転に投入される予定。
EMU900は、老朽化車両の更新を進める台鉄が2018年、韓国の現代ロテムに52編成を発注。シンプルさを追求したデザインで、台鉄史上「最も美しい区間車(普通列車)」と呼ばれている。最初に到着した2編成について張政源台鉄局長は、当面は北部の首都圏で運行し、旅客輸送量の増加を図るとしている。残りの50編成は、来年から23年にかけて順次納入される予定。
台鉄はこの日、日本統治時代の1941年に製造された蒸気機関車DT668を花蓮駅から花蓮港まで特別運行させて新型車両を歓迎。また、花蓮駅では25日の午前10時から午後4時まで、1編成を展示する“ファンミーティング”も開催される。