DUKE Train

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新型通勤電車が台湾到着 来年春節前に営業運転へ

2020年10月25日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

陸揚げされる台湾鉄路管理局のEMU900型通勤電車







(花蓮中央社)洗練されたデザインと評判のEMU900型通勤電車2編成(1編成10両)が24日、東部・花蓮市の花蓮港に到着し、台湾鉄路管理局(台鉄)に引き渡された。3カ月間の走行試験の後、来年春節(旧正月、2月12日)前に営業運転に投入される予定。

EMU900は、老朽化車両の更新を進める台鉄が2018年、韓国の現代ロテムに52編成を発注。シンプルさを追求したデザインで、台鉄史上「最も美しい区間車(普通列車)」と呼ばれている。最初に到着した2編成について張政源台鉄局長は、当面は北部の首都圏で運行し、旅客輸送量の増加を図るとしている。残りの50編成は、来年から23年にかけて順次納入される予定。

台鉄はこの日、日本統治時代の1941年に製造された蒸気機関車DT668を花蓮駅から花蓮港まで特別運行させて新型車両を歓迎。また、花蓮駅では25日の午前10時から午後4時まで、1編成を展示する“ファンミーティング”も開催される。
 







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浸水から路線バス守れ 92両が水没し全線運休の被害も 高台駐車場確保を急ぐ

2020年10月21日 | 京都のバス

京都市交通局の横大路営業所



バスを水害から守るため、京都や滋賀の事業者が車両の避難計画を策定する動きが相次いでいる。昨年10月の台風19号では、車庫に止まっていたバスが浸水し、運行に支障が出るケースが発生。「市民の足」を維持するべく、高台の駐車場の確保や避難開始基準の明確化を進める。一方、いつ運休や避難を始めるかで悩む事業者もおり、人員の少ない早朝や夜間の対応も課題になっている。

 京都市交通局は横大路営業所(京都市伏見区)など3カ所の車庫がハザードマップで浸水想定区域内にあり、8月にバスの避難計画を初めて策定した。近くの河川で氾濫発生情報(大雨・洪水警戒レベルで最高のレベル5相当)が発令される可能性があると判断した場合に避難する。避難場所として、高台の駐車場など2カ所を確保した。自動車部運輸課は「災害直後でも、できるだけ早く運行を再開できるよう備えたい」としている。

 民間事業者も対策を進めている。京都京阪バス(京都府八幡市)は7月、八幡市と洪水時に関する協定を結んだ。台風最接近の8時間前から、浸水想定区域の住民をバスに乗せて避難させる。一方、市は廃校のグランドなど車両の避難場所を提供する。丹後海陸交通(京都府与謝野町)は京都府京丹後市の協力で、同市の間人車庫で浸水が予想されるときは、前日に内陸にある大山工業団地に退避している。京阪バス(京都市南区)では、グループ会社の駐車場も活用する予定という。

(京都新聞社)






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台南市、台湾「デゴイチ」で節目祝福 2日間限定運行、多くの人詰め掛ける

2020年10月19日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 
蒸気機関車DT668





(台南中央社)南部・台南市は17日と18日、「台南駅開業120年、市誕生100年、行政院(内閣)直轄市昇格10年」の節目を祝う記念行事を開催した。目玉は日本統治時代の1941年に製造された蒸気機関車DT668の特別運行で、2日間限定で市内数駅を走行。その姿を一目見ようと多くの人が集まった。

DT668は川崎車両(現川崎重工業)製で、日本で「デゴイチ」の名で親しまれたD51型と同型。戦後に改称された。台湾鉄道管理局(台鉄)が保有するものとしては最大級であることから「蒸気機関車の王」とも呼ばれる。

限定運行では保安や善化、林鳳営などレトロな雰囲気が残る駅に停車。車内では、アーティストが演奏やダンスなどで乗客を楽しませたほか、停車駅でもコンサートや市場などが催された。

台南駅は1900年開業。現駅舎は1936年に改築され、国定古跡に登録されている。地下化工事に合わせ、開業当時の姿に復元する工事も進められている。

台南市は1920年に誕生。2010年に台南県と合併し、行政院直轄市となった。
 






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基隆-台北間の輸送力増強へ LRTはメトロ昇格 北部3市長が一致

2020年10月15日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

基隆市政府が当初計画していたメトロの路線図(灰色部分)



(台北中央社)台北市の柯文哲市長、基隆市の林右昌市長、新北市の侯友宜市長は13日、林佳龍交通部長(交通相)が召集した会議に出席した。3市間の交通網整備について意見が交わされ、計画中の基隆ライトレール(LRT)をメトロ(中運量捷運)に昇格させて輸送力増強を図るほか、台北市の南港駅まで延伸し利便性を向上させる方針で一致した。

基隆市と台北市間の通勤ニーズは高いものの、輸送力不足が長年の課題となっている。また、両市間を新北市が隔てており、3市をまたぐ複数の鉄道計画の調整が複雑化。この日は、3市長による初の会議となった。

メトロは基隆が30年間切望していたものだと喜んだ林市長。交通部(交通省)鉄道局によれば、ライトレールからメトロへの昇格で、より自動化されたシステムが導入されることになり、運転間隔はライトレールの5分から3分以下に短縮される。

また、基隆メトロの南港駅までの延伸、台北メトロの計画中の路線「民生汐止線」との統合などについても3市間で合意に達した。

このほか、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の北端、南港駅から北東部・宜蘭県への延伸案についても話し合われ、台北首都圏に水道水を供給する翡翠ダム(新北市)の集水域を通過せずに迂回するルートが採択された。今後は台湾鉄道の東部幹線を敷き直す案との比較、検討が進められる。









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阿里山鉄道祝山駅、現駅舎とお別れ 14日に改築工事着工

2020年10月15日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

祝山駅改築前最後の列車として、同駅に滑り込む蒸気機関車SL-31



(嘉義中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山に位置する阿里山林業鉄路祝山駅の駅舎改築工事が14日に着工する。駅の利用しやすさを向上させるのが目的で、バリアフリー設備を導入するほか、採光性を高めた明るい空間を整える。工期は17カ月を予定し、2022年の完成を目指す。

着工を前に、同駅で13日、記念式典が開かれた。改築前最後の列車として、蒸気機関車SL-31が同駅に滑り込み、多くの鉄道ファンらに出迎えられた。

祝山駅は1986年1月13日に開業。日の出スポットとして知られており、多くの観光客に利用されてきた。老朽化により、現在の国内外の利用者のニーズに合わなくなっていたことから、改築が決まった。工事には1億3000万台湾元(約4億8000万円)が投じられる。

新駅舎は鋼構造とし、内外にはタイワンベニヒノキや柳杉、ソウシジュなど国産木材を採用する。弧状のプラットホームの特色はそのまま残す。

改築工事に伴い、日の出時刻に合わせて早朝に運行される祝山線観日列車の停車駅は14日から対高岳駅に変更される。祝山線(阿里山―対高岳)の片道運賃は現行の150元(約550円)から120元(約440円)に引き下げられる。






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台湾鉄道の観光列車「鳴日号」、日本のグッドデザイン賞を受賞

2020年10月11日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 
台湾鉄路管理局が公開した「鳴日号」のデザイン



(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)がデザインに注力した観光列車「鳴日号」が、日本のグッドデザイン賞(主催・日本デザイン振興会)を受賞したことが分かった。台鉄が10日、発表した。

鳴日号は、観光列車に使用されている急行「莒光号」の車体を、民間のデザイン会社に委託してリニューアルしたもの。外観は従来のオレンジ色にスタイリッシュな黒を加え、台鉄らしさを保留。内装は沿線の景色に溶け込む「秋風」のようなシンプルさと温かみのある雰囲気を追求した。

また、ヘッドマークもチタン製に一新。鏡のように周囲の景色を映し込むことで、風景との一体化を目指すデザインの理念を伝える。10層の輪が重なるデザインは中国語の四字熟語「十全十美」(完全無欠)を意味し、うっすらと刻まれたスマイル曲線には、伝統を受け継ぎつつ新しさを求める意味が込められているという。

審査員からは、しっかりとメンテナンスをすれば、半永久的に使える車両を「大事に再生させ、かつ台湾の自然や文化を取り入れた」点が評価された。内外装のデザインについても「厚化粧ではなく、古き良き車両の要素にも配慮しつつ、現代的で美しい印象を与えてくれる」と好評だった。

鳴日号は、来年初めに運行開始される見通し。
 







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後白河法皇の13回忌以来、800年ぶりの法要 京都・三十三間堂

2020年10月05日 | 京都の寺社

三十三間堂で約800年ぶりに行われた法要「浄土如法経次第」



後白河法皇の13回忌に際して鎌倉時代に営まれた法要「浄土如法経(にょほうきょう)次第」が3日、京都市東山区の三十三間堂で約800年ぶりに行われた。一部に浄土宗の法式による勤行を含む法要で、千体千手観音立像を安置する堂宇に浄土宗僧侶の厳かな声明が響いた。

 三十三間堂(蓮華王院)は天台宗京都五箇室門跡の一つ「妙法院」の仏堂。元久元(1204)年に後白河法皇の13回忌を蓮華王院で営むにあたり、当時の土御門天皇が浄土宗の開祖・法然を招いて写経の法要を行った記録がある。

 その後に同様の法要を営んだ記録はなく、三十三間堂の千体千手観音立像が国宝指定されたことを記念する慶讃法要の一環として約800年ぶりに再興された。

 最初に妙法院の杉谷義純門主が法要の趣旨などを仏前で述べた後、「浄土宗古儀聲明(しょうみょう)研究会」で活動する浄土宗僧侶が「六時礼讃(らいさん)」と呼ばれる勤めの一部を行った。昭和初期に途絶えた古譜の旋律が堂内に響くと、参拝者らが足を止めて手を合わせた。妙法院の岸舜栄執事長は「普段の三十三間堂よりさらに厳かな雰囲気を参拝の方にも感じていただけたのでは。ご縁のある方々の協力に感謝したい」と話した。

(京都新聞社)








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信長焼き打ち免れた延暦寺瑠璃堂、初の内部公開 重要文化財、11月末まで

2020年10月05日 | 京都の寺社

初めての開扉を前に、本尊の前で営まれた法要



織田信長による焼き打ちを唯一逃れたとされる瑠璃堂



天台宗総本山・比叡山延暦寺(大津市)で、織田信長による焼き打ちを唯一免れたとされる瑠璃堂(重要文化財)の初の特別開扉が10月から、始まった。室町時代の建築様式を今に伝える建物で、本尊の薬師如来像を扉の外から参拝できる。

 今年は1571(元亀2)年の焼き打ちから450回忌の節目にあたることから、戦国武将が駆け巡った山の歴史に思いをはせる機会にしてもらおうと、延暦寺の西塔地域にある瑠璃堂内部を初めて一般公開することにした。

 堂内に記された昭和40年代の修復記録によると、瑠璃堂の草創期については不明で、建物の形式から室町時代後期の建築であることが推定されるという。薬師如来像も室町時代の作。天井には草花を描いた天井画が複数枚あり、柱の一部には彩色も残るなど、堂宇全体が比叡山の長い歴史をしのばせる。

 今出川行戒参拝部長は「歴史のロマンに思いをはせると同時に、平和のありがたさや感謝の気持ちを感じてもらえれば」と話している。

 公開は11月30日まで、西塔地域では釈迦堂の内陣特別公開も行っている。いずれも諸堂巡拝料が必要。

(京都新聞社)












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台北動物園でベビーブーム パンダやセンザンコウの赤ちゃん、コロナ禍に光

2020年10月01日 | 臺北

生後36日のパンダの赤ちゃんと母パンダ




生まれたばかりのセンザンコウの赤ちゃん




母親におんぶされるボリビアリスザルの赤ちゃん




コアラの赤ちゃんと母コアラ



コツメカワウソの母子



台湾最大の動物園で、ここ数か月間にパンダやセンザンコウなどの赤ちゃんが次々と生まれている。新型コロナウイルス感染症の影響で来園客が減少する中でのうれしいニュースだ。

 台北市立動物園では今年の来園客数が減少しているが、園の関係者はベビーブームの真っただ中で大忙しだ。

 今年に入ってからこの動物園では、タイワンカモシカ、ユーラシアカワウソ、ケープペンギン、コアラ、マーモセット、ボリビアリスザルなどの赤ちゃんが生まれている。

 園の広報担当者エリック・ツァオ氏はAFPに対し、「欧州や東南アジアの動物園や水族館と連携した多くの国際プロジェクトで繁殖が成功し、今年は非常に幸運だ」と述べた。

 COVID-19流行への台湾の対応は世界的に評価されており、台湾は流行による打撃をおおむね免れている。ツァオ氏によると、それでも来園客数はCOVID-19が原因で20~30%減少したという。

 ベビーブームの中でも特に興奮をもたらしたのは、ジャイアントパンダ「円円(ユエンユエン)」にとって第2子となった雌の赤ちゃん「円宝(ユエンバオ)」だ。

 中国政府は通常、他国に対してパンダの貸し出しのみを行っており、貸出先の国で生まれたパンダは中国に返還しなければならない。

 しかし台北)当局によると、円円とそのパートナー「団団(トゥアントゥアン)」は中国からの贈り物としてやってきたため、子パンダも例外的に台湾に残れるという。(c)AFP/Amber WANG
 







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