なくて七癖、落語のまくらによく使われた言葉です。
リボンの結び目の作り方、濡れたタオルの絞り方、何でもすぐ書き留める癖、メモをすぐ見る癖、癖は自分では気づきません。
気づかないことは、そうしなくてもよいことかもしれません。
パソコンの操作は、車の運転と同じで、しながら覚えることですが、それでは不安だと思い込んでいる人もいます。
1操作1メモを、忠実に励行したがる人がいます。
困ったことには、その癖の裏返しで、メモを見ないと操作ができません。
だいじなことは忘れずにメモするという、1操作1メモよりは手間をかけない人もいます。
すぐれたメモの取り方だと自負しています。
ただ、だいじなことが、操作の流れのどこに出てきたのか、それは覚えていません。
これはだいじなことと思って、走り書きのメモ用紙の空いているところに書き込みをします。
もう一度同じ操作をやってみて、だいじな場面になりました。
書いてあったはずのメモを探しますが、どこに書いたか見つかりません。
もう一度同じことを教えてもらって、またメモをとります。
書く場所は、もう一度見つけたメモ用紙の余白です。
癖は自分では気づきません。
人から言われても直りません。
♪ どうにもならないいまを・・・・・
よい知恵は浮かびません。