うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

一語いい知恵

2013年03月17日 | ソフトいろいろ

Excel「入力規則」の「小数点数」に、新たな説明をHさんから頂戴して、初対面でもないのに知らん顔をしていた「浮動小数点数」という言葉と相対することができました。

下手に書き直すとまた間違うので、そのまま紹介します。
『「小数点数」とは、プログラミング言語で「整数」に対して使われる「浮動小数点数」のことを意味しています。
人間社会での小数点は位取りの位置としての意味しかありませんが、コンピュータの中では、整数演算と浮動小数点数の演算では処理速度に大幅な違いがあります。
当然、整数演算の方が早いのでプログラミングでは整数で良い場合は整数宣言した変数を使うのが一般的です。』


下の例で、左辺の数値を扱う場合、数値として始末しやすい位置に小数点を持ってきて右辺のようにすれば効率よく計算ができます。
12345678900000000000000000000 = 1.23456789 * 10の28乗
0.00000000000000000000123456789 = 1.23456789 * 10の-21乗
こういうのを「浮動小数点数」と呼ぶらしいのですが、「浮動」という言葉から、何かふらふら位置の定まらないものを感じていたのが間違いで、動かすまでの浮動、動かした後は不動の地位が定まるものであったようです。


Hさんの解説には、もうひとつだいじなことがありました。
『入力規則は「小数点数」などのその規則名が重要ではなく最小値と最大値に意味があり、それが整数なのか小数点以下の数値も含めるのかということを指示するための数値の種類を表す言葉が「整数」または「小数点数」です。』


入力条件を指示するときの数値の種類、ふるい分けを、「整数」、「小数点数」とそれぞれ一語で表しているということなのでした。
簡にして明が一語表現の狙い、いい知恵の見せどころなのですが、どうやら「明」が多少「瞑」に寄ってしまった感がないとも言えません。

そう決めてあるものに後からの論評は無駄ごとですから、私は次のような覚え方をすることにしました。
Excel「入力規則」の場合、
「整数」=「整数のみ入力できる」
「小数点数」=「小数点のある数値も入力できる」

大人専用の入り口と、大人も子供も子供連れも通れる入り口、そんな区別でしょうか。