木馬と聞くと、回転木馬の寂しさや、木馬責めと呼ぶたちのよくない行為があったことも思い出され、あまり印象がよくありません。
「木馬がやってきた」という報告は、起動直後に現れましたが、いつまでも見せてはくれません。
何秒か後には引っ込むように設定してあるからです。
相棒の杉下右京のように、目の前にあるものをパッと見て覚えてしまうような頭の構造にはなっていないので、ゆっくり見るためには、そうできる処置をしておかなければなりません。
そこでカメラを持ち出したり、Snipping Tool の起動アイコンを探したりしていては、メッセージは消えてなくなります。
その点、[Prt Sc] キーは、位置が変わることもありませんから、瞬時の操作にはいちばん確かです。
[Prt Sc] で記憶させてしまえば、あとは画像処理ソフトに落とし込めば、ゆっくり読みとれます。
木馬の居場所をつきとめて、いつのまにかダウンロードされていたフォルダーをそっくり削除、「プログラムの追加と削除」でアンインストール、これできれいさっぱりです。
もちろん次の起動時には、親切な報告窓も出てこなくなりました。
知らない街を歩き回るときは、うっかり指を動かさないように気をつけないと、あとでいろいろ手間がかかるのでした。