関数は、計算結果または判定結果を、データとしてどこかのセルに記録させておく場合、あるいは結果を次の計算や判定に利用する場合に有効になります。
合計値を出す場合、SUM 関数を使います。
これも、合計値の記録が必要な場合、合計値が次の計算や判定に役立ってこそ有効なので、そのとき限りの参考値、つまりとりあえず知るだけの合計値なら、SUM 関数は要りません。
Excel のリボンには∑マークのついたボタンがあって、それを押せば、押したときにアクティブだったセルに、指定範囲の合計値が示されます。
これも SUM 関数の入力方法を変えただけのことですから、ここでは要りません。
では数式も入れずにどこで計算結果を知るのか、それは Excel の画面のいちばん下にあるステイタスバーです。
そこには、セル範囲を指定した途端に、頼まれなくても、合計値だけでなく、平均値、データの数まで出ています。
ちょっと見るだけなら関数も数式も、イコールを入れ忘れたとか半角でなければとか、そんなことはまったく要らないのでした。