「音声ピッキング」というシステムがあります。
鍵を使わず錠を開ける半犯罪手口もピッキングと呼ばれます。
扉の前で呪文を唱えると錠がはずれて戸が開くように、口で勝負なのかと思ったらそうではなく、耳で仕事をするのでした。
物流センターや倉庫で、注文された品物、品数を取り揃えて通い箱に詰め合せるピッキング作業の指示に、音声システムを使う手法でした。
紙の伝票を見ながら動き回るより、レシーバーで聞きながらのほうが早くて正確だというのです。
作業者の能力差を平準化できるとされていますが、何のことはない、息抜きの間を与えずに走りまわらせるということなのでしょう。
目は疲れませんが、頭は疲れそうです。